三菱ふそうバス・トラックは、30日に同社川崎工場内で2台のコンセプトトラックを発表した。その1台が『eCanter SensorCollect』(eキャンター・センサーコレクト)という、見た目は国内でよく見る塵芥車(清掃車)だ。
このトラックは、フル電動のEVトラック「eキャンター」に塵芥車の架装を施したものだが、さらに同社やダイムラーグループのセンサー技術を盛り込んだ次世代トラックだ。まず車両の四隅にはベロダインのLiDARが装着される。超音波センサーは車両周囲に16か所。上部には準天頂衛星対応GNSS(QZSS)のアンテナが2基。さらに、4G/Wi-Fiのアンテナが2本立っている。
この電動トラックはなにができるのかというと、オペレータ(ドライバー)を認識し、無人でオペレータを追従してくれる。もちろん、周辺の障害物や歩行者などを検知し、安全に無人自動運転を行う。追従速度は5km/hが上限だという。オペレータの動きは360度認識しているので、後ろに回り込んだり、路地を曲がったりしても可能な限り追従を続ける。
【参考サイト】ヒトを追従して自動運転する清掃車…三菱ふそう eキャンター センサーコレクト
なるほどねーで、自動運転車のこういった使い道もあるわけですね。
自動運転時は時速5キロまでしかでなくて、ゴミを回収している人に追随してついてきてくれる。細かく止まって、回収して、また止まって、と誰か運転していなければいけなかったのが、みんなで回収できて効率上がります。
車両の全方位にセンサーがついていて、追随する人を認識しているそうです。
廃棄物回収も人手の集まりにくい業界なので、こういうのが普及していけば助かりますね。