スマートグラスってビルメンテナンス業においても活用できると思いますね。
すぐにでも思いつくのが、現場において不具合が起きた時に現場の常駐員さんや担当が不具合箇所でスマートグラスを使って遠隔でベテラン設備員に状況を見てもらうということ。
設備に故障が起こったとき、設備員さんや外注さんや協力会社さんに来てもらうにしても果たして来てもらうまでの事象なのかどうか素人には判断がつかない。
来てもらうだけで出張費をとる設備会社も現在大手さんなどかなりあります。そこで大した故障ではなくてお客さんからお金もらえなかったりしたら自社で負担しなければならなくなる・・・。現場担当にとってこれはかなり判断に困ることです。
でもスマートグラスで現場に来てもらう前に遠隔で状況判断してもらえたら、さすがにこれだけですぐにお金請求してくるところもないのでは。
まずプロに見てもらって現場に行かなければいけない不具合であれば、まあ現場担当も安心です。
別にスマートグラスでなくても、スマホのフェイスタイムなんかで直接現場カメラで見てもらえばいいんじゃないかといえばまあそこまでかもしれませんがね(苦笑)。
両手が空く分、スマートグラスの方が楽で便利でしょうね。
ビルメンでも活用方法これから広がりそうですね。
【参考サイト】フジテック、昇降機の保守・教育にスマートグラスの本格導入を開始
エレベータ・エスカレータの保守は、機能の多様化・高度化により、技術者に必要な技能が増加している。また、人口が減少する中、若手技術者への技能伝承は、建築業界全体としての課題となっている。
そうした中、フジテック株式会社は、技能伝承や生産性向上を目的に、昇降機のメンテナンスなどを行うフィールド業務で、スマートグラス(メガネ型ウェアラブル端末)を本格的に導入したことを発表した。
具体的には、スマートグラスを活用して、熟練技術者が保守現場の監査を行う「安全パトロール」を、一部リモート化している。
現場で作業する技術者がスマートグラスを装着し、熟練技術者はビデオ通話を介してオフィスからリアルタイムに指導を行う。これにより熟練技術者は移動時間を削減し、安全パトロールの頻度を増やすことができた。
そのほかにも、故障対応や現場支援の実測調査などの業務支援へ用途を広げている。
また、スマートグラスの導入にあたっては、情報システム部門で現場の課題解決に向けた提案活動と、導入トレーニングなどの支援を行った。
スマートグラス選定のポイントとしては、装着負荷が少なく、耐久性や簡易な操作などを条件に選定された。