コロナ禍になって、まだ収束したわけではありませんが、アクリル板の撤去も目立ってきました。どこへ行くのでしょうか。倉庫にしまわれるものも多いのでしょうが、リサイクルにまわすこともできるようです。
先日の紹介記事で、飛沫防止パネルは分別が難しいという記事を紹介しましたが、その難しいパネルをリサイクルする事業があるそうです。
飛沫防止パネルは主に4種類(アクリル樹脂、ポリカーボネート、PET樹脂、塩化ビニール)の素材が使われているため、リサイクルするためには分別する必要があるそうです。目視での判別が難しいため、多くの企業にとって、この分別作業自体の手間が課題ですが、大栄衛生さんでは専用の機器を導入することでこの分別作業の負担を軽減できるそう。
分別された飛沫防止パネルは再生原料として海外へ輸出されるそうです。昨日紹介の記事でもあるとおり、付加価値を付けて再利用していくというのはいい取り組みですよね。費用対効果の面での説明がないので簡単ではないのかもしれませんがこれから日本が力を入れて検討していかなければいけないカテゴリではないでしょうか。
【参考サイト】【関西学院大学と大栄衛生が協働】不要となった飛沫防止パネルのリサイクルプロジェクトを実施
関西学院大学と株式会社大栄衛生は6月28日、大学内で不要になった飛沫防止パネルの分別を行うリサイクルプロジェクトを実施いたします。
関西学院大学と株式会社大栄衛生は6月28日(水)、大学内で不要になった飛沫防止パネルの分別を行うリサイクルプロジェクトを実施いたします。プロジェクトの中心を担うのは関西学院大学SDGs推進本部の下で発足した学生団体KG SDGs キャンパスサポーターです。今回、本学で集まった飛沫防止パネルの総重量は約2.1tで、6月28日(水)当日に分別される飛沫防止パネルの総重量は約1.1tを予定しています。今回集まった飛沫防止パネルをリサイクルすることで、焼却処分に比べ、約5.9tのCO2削減効果が望めます。これは1家庭における年間CO2排出量平均約5tを超えるものです。