民間企業の障がい者の法定雇用率が3月1日から2.3%に引き上げられました。
だから、意識して障がい者を雇用しなければいけません。という話ではありません。
『障がい者は企業の戦力になるだけではなく、職場のレイアウトや仕事の流れを変えたり、社内のコミュニケーションを活性化したり、社内の人間関係を改善したりするというシナジー効果(相乗効果)をもたらすことによって、会社の業績にまで影響する可能性があるそうです。』
普段意識していないと、漠然とかもしれませんが、なんとなく腑に落ちる感ないでしょうか?。
私は、以前障がい者の方々とお仕事していましたので、よくわかります。
障がい者の存在が社内の心理的安全性を高めることによって、健常者社員の業務パフォーマンス(仕事ができる度)を改善することが分かったそうで、
心理的安全性とは、自分のマイナスの部分や弱み(能力の低さや病気などによってチームに負担をかけるような要因)を見せても、受け止めてくれるという信頼感がある状態であって、簡単に言えば、人間関係の良い組織ということです。
つまり、組織の心理的安全性を高め、健常者社員の仕事に対する満足度を高めることを通して、健常者社員の業務パフォーマンスも高まるということです。
なるほど~。 しっかり業績の良い企業が障がい者雇用に積極的なのもよくわかりますね。
【参考サイト】障がい者雇用にシナジー効果あり:労働生産性も向上
オルタナオンラインは2012年、「障がい者雇用で企業の業務パフォーマンスが向上する」という影山摩子弥・横浜市立大学都市社会文化研究科教授の研究を紹介した。影山教授は2019年から2020年にかけて、三重県伊賀市にある複数の企業の調査を行い、「障がい者が組織の心理的安全性を高め、労働生産性を改善する」という障がい者雇用のシナジー効果を明らかにし、改めて寄稿して頂いた。