ビルメンテナンス業界の人手不足は、もう何年も続く業界最大の悩み事。そしてこれはビルメンテナンス業界に限らず、飲食業界でもホテル業界でもエッセンシャルワーカーと俗に言われる業界共通の悩み。
しかしこれは採用方法をなんとかするとか、少しばかり時給を上げて反応を上げるとかの小手先の対処でなんとかできる問題ではありません。紹介記事にもありますが、みんなわかっていることのはずですが、どうにも動けない、動き方がわからないというところでしょう。
一番簡単なのは、お客さんにしっかり昨今の賃金上昇具合をしっかり説明して、請負金額を上げてもらい、それを従事者に還元すること。次に今までの仕様に対するやり方をうまく効率化できないかまっさらになって再構築してみること。そして積極的にAIやロボットなどの新しい技術を採用していくこと。
これより他に今のところ改善策はないはずです。なんとか業界をリードする気概のある業者にモデルを構築して広めてほしいものです。先行者利益は必ずあるはずです。
【参考サイト】きつい、低収入のイメージ拭えず…警備員のなり手不足が深刻 業者「仕事を断らざるを得ない」
鹿児島県内で警備業界の人手不足が深刻化している。高齢化に加え、業務がきつい、低収入といったイメージから従業員獲得に苦慮している。一方、新型コロナウイルス5類移行に伴うイベント回復や鹿児島国体も重なり、発注に人手が追い付かない状態に拍車をかけている。
「コロナ前から続いていた人手不足がさらに加速している」。県内警備大手のゼンケイ(鹿児島市錦江町)の担当者は嘆く。賃金を引き上げたり、従業員からの紹介といった採用を強化したりして、社員数は増えている。それでも、「仕事を断らざるを得ないことも多い」という。