国交省の発表では、築40年超のマンションが現在約81万戸、2030年には約198万戸、2040年には4.5倍の約367万戸まで急増するとされています。
今後、築年数が経過しているにもかかわらず老朽化対策の不備や管理組合の担い手不足、資金不足が顕著なマンションが急増するとが予想され、いわゆる「マンションの高齢化」の進行によって保安・衛生上での危険や災害時のリスクが発生することは容易に想像できます。
しかし、これまでは、物件の専有部分に関する情報が中心で、共用部の管理状況や修繕履歴、給排水管路の状態などマンション管理に関する情報はほとんど公開されず、買主にとって購入前に確認しておきたい情報でも入手することは難しい状況でした。
こちらのLIFULL HOME’Sさんの『マンション管理評価』は第三者のマンション管理士さんによるマンション評価が見れるサイトです。
当然に、こちらに掲載されているマンション自体がすでに管理状況に自信のあるマンションであるというところがわかります。
増え続ける空き家問題のなかで、マンションも同様ですが、こういう評価サイトに掲載できることを目指して、管理状況よい優良マンションとして、まさに「マンションは管理を買え」を地で行くマンションが増えていくといいですね。
当然にマンションの資産価値アップに繋がるわけです。
【参考サイト】「LIFULL HOME’S」国内不動産ポータルサイト初!プロが評価したマンションの管理状況がわかる『マンション管理評価』を提供開始
少子・高齢化が進み、新規の住宅需要は年々確実に減少しています。今後の日本では今ある中古住宅を効率良く活用し、流通させることが求められています。しかし、中古住宅はその品質がわかりにくいだけでなく、物件購入前に得られる情報がこれまで限定的であったことも事実です。新築住宅は10年の契約不適合責任(瑕疵担保責任)が売主に課せられていますが、中古住宅にはそのような仕組みや制度がほとんど用意されていません(不動産会社が売主の場合は、2年の契約不適合責任)。
これらの状況から、LIFULL HOME’Sは中古住宅流通時の不安や不満などを取り除き、流通を活性化するため、中古マンションの共用部の管理状況を各管理組合の許可と日本マンション管理士会連合会の協力を得て公開することにしました。これは日本で初めての試みです。
これによって専有部と共用部の情報を併せて住宅購入時の参考にすることが可能になり、専有部だけでなく共用部の管理状況が良好なマンションであれば、購入後の維持・管理のしやすさも含めて住み心地や将来の資産性にも影響します。まさに「マンションは管理を買え」との言葉が現実のものになるのです。これまでインスペクション済住宅の普及や瑕疵保険の積極導入など、中古住宅流通の安心と安全を推進してきたLIFULL HOME’Sの施策の一環として、『マンション管理評価』をどうぞ有効にご活用いただき、中古マンション購入時の情報源としてお役立てください。