マンションは管理で買えとはよく言いますが、(一社)マンション管理業協会の「マンション管理適正評価制度」の登録情報を活用した調査が公表されました。
同協会の管理適正評価制度に登録されているマンションと国土交通省公表の不動産取引情報とをマッチングさせ、情報公開されているマンションとそうでないマンションとを比較することで、市場で価格に与える影響を調べたら、評価が★3以上の場合は、評価を取得していない物件と比べ価格が高いことが分かった。さらに★5の場合は、11%の価格プレミアムが生じていたそうです。
価格に寄与する管理評価の細目を見ると、築浅物件では「管理体制」の項目でマイナスがあると、価格に影響しやすかった。一方、築古物件では、「管理組合収支」のマイナス項目が価格に影響しやすいことが分かったとか。
こういう評価制度を取得しているマンションも結構あると思うのですが、せっかくの★評価がもっとマンション取得者や賃貸で探すときに参考にできるよう不動産業者や賃貸管理業者などもっと活用してもらいたいですね。
【参考サイト】 「 戦略的都市 づくり研 究 会 」 公 開 シンポジウムで 評価制度 の登録情報 の分析結果 が披 露 されました
マンション管理適正評価制度を運営している一般社団法人マンション管理業協会の登録マンションのデータを横浜市立大学は、2024 年3月 21 日に開催された「戦略的都市づくり研究会」公開シンポジウムで、「郊外住宅地の魅力アップ手法」 自らのまち・すまいの情報開示が資産価値の向上に繋がる可能性を紹介しましたので、その概要をお知らせいたします。