深刻な労働力不足を背景とした日本企業による人材の多様化は、年齢や性別、国籍を問わず活躍できるよう社内態勢を整備すれば、生産性向上に寄与する可能性があると、年次経済財政報告(経済白書)が指摘した。
内閣府が23日公表した経済白書によると、2013-17年の企業データを基に推計した資本と労働の投入を差し引いた全要素生産性(TFP)の伸びは、過去と比較して人材が多様化している企業では、そうでない企業に比べて年率1.3%程度上回った。中でも、多様化した人材が活躍できる取り組みをしている企業の場合、その差は同2.1-2.4%と2倍程度だった。
金曜日なんで、ライフワークの生産性について。
少し前ですが、経済白書出ましたね。生産性についても書かれていました。10年以上前から生産性について意識していましたが、まさかここまで世間的に話題のキーワードになるとは思っていませんでした。先を読む能力あったら今頃、本でも出していて専門家なんて呼ばれていたかも・・・(笑)。
多様な人材が活躍するために企業が実施している取り組みは、①柔軟な働き方の実施、②ワークライフバランス(仕事と生活の調和)の促進、③評価制度の見直し、④教育訓練制度の強化、⑤管理職に対するマネージメント研修の強化、などとしていまして、ここらを意識して生産性上げていこうと内閣府も提言しているわけですね。
これを読んでも、令和の時代は、多様な人材を活用し、働きやすい職場環境を整え、高いモチベーションで仕事してもらうことにつきるわけです。そのための指針を示してくれています。もはや昭和の時代の全体主義的な働き方は完全に終わりました。そのような仕事の仕方では今後10年と生き残っていけないわけです。