建物によっては、自販機横のリサイクルボックスが空き缶やペットボトルでパンパンになっていて、入りきらないのが地べたに積んであったりする光景たまに見ますよね。
飲料メーカーのベンダー業務(空き缶回収)が間に合わなくなっている状態です。
更にこういうのでこじれるのが、飲料メーカーにとっては、あくまで自分のメーカーのペットボトルしか回収したくないわけですが、外から持ち込んだ他社のペットボトルなども一緒に捨ててあるパターン。
よくあります。分別して他社のだけほかっておくわけにもいかず、大抵は回収されてみえるようですがトラブルになっていることもよく経験しました。
ビルメン業務のなかでも、ゴミの回収・分別というのは、何気に時間のかかる仕事。
安易に受けてしまうと日常清掃員さんがハマってしまいます。解決策は結局、追加でお金を頂くことしかありません。
ゴミの回収だけなのか、分別までするのか。さらに廃棄物回収業者が持って行きやすいところまで運んでおいてあげるのか。これをビルオーナーさんと交渉しておいてあげるのは、現場管理担当者の大事な仕事でもあります。ほっておくと清掃員さんの善意(サービス残業など)に頼らなければならなくなっていたりして、こじれるもとです。
今回の記事の鉄道構内清掃に関わらず、効率よい方法をいろいろ考えなければいけません。もちろん現場ごとで違うはずです。ゴミの回収業務をきちんと請け負うことは、ビルメンにとって腕の見せどころの一つでもありますね。
【参考サイト】東武鉄道70000型の回送列車で空き飲料容器を輸送、実証実験を公開
東武鉄道は10月1日から、通勤・通学輸送を終えて車両基地へ戻る回送列車を活用し、自動販売機横のリサイクルボックス(キリンビバレッジが東武線各駅に設置)にて収集された空き飲料容器を輸送する実証実験を開始している。
駅にある飲料自販機でのベンダー業務(商品補充、販売機・売上金管理、空き容器回収)の中で、安全性が求められる空き飲料容器の回収に東武鉄道は着目した。飲料メーカーによるベンダー業務の中でも、空き飲料容器の回収を効率化し、通勤・通学輸送を終えて車両基地へ戻る回送列車の有効活用を両立できないかということで、この実証実験を行い、事業性と効果を検証する。