ビルメンポストでもビルメンDXについての記事をよく紹介させていただいていますが、慣れてきてしまっているのか、それとも麻痺してきているのか? 当然のように使用している言葉が本当にマトを得ているのかたまに不安になってきます。
そんなこと感じていたときのタイムリーな記事見つけたのでご紹介です。
なんだか言葉が出てきた順番に、IT化 → AI → DX の順番に進化していくような印象抱いていないでしょうか(苦笑)。
今更説明は恥ずかしいので内容は紹介記事を読んでいただきたいのですが、IT化とDXは、共に効率化を即していることは共通しています。
進めていくと生産性向上に繋がるわけです。
つまりビジネスにおいては、労働生産性のアップに繋がるわけで、人口減少時代の日本においては、また人手不足が常態化のビルメン業界においては、どうしても推進していかなければならない取り組みなわけです。
ぜひ紹介サイトで再認識していただき、日々の業務に取り込んでみてください。
ちなみに膨大な情報を集めてAI(人工知能)に計算させて、今まで気が付かなかった関連性なりヒントを見つけるのがDXのすべてではありません。
DXとは『情報の管理』なので、今まで人が繰り返しやってきたもの、勘に頼ってきたものを全てデータ化し、データの蓄積によって推測し対応できるものはAIを使う。
これからは『繰り返す作業』はほぼAIによってできるようになるわけです。つまり、これまで情報化してこなかったものをデータ化することで生まれる『効果』、それがDXなわけです。
労働生産性を上げるための取り組みとして(記事内を引用しますが)、「例えば、コミュニケーションツールを活用し、一部の部署で1週間に一度、上司と『(翌日以降の)1週間のToDo(やるべき作業)』を打ち合わせるようにしました。いわゆるジョブ管理への移行です。すると、(打ち合わせの際に)『1日の勤務の8時間が埋まらない』という現象が起きました。そのときに『時間が余ったことが悪いと思わずに、余った時間で何をするか考えよう』と促すようにしました。このように、『仕事の見える化』をするだけでも生産性が上がり、社員の気付きがあり、残業時間も減るという効果が出ました」。
これもDXです。
つまり、どんなビルメンでもできることです。
【参考サイト】九州人気企業がDXで生産性20%UP 「いまだにIT化と混同している人が多い」
――コロナ下で加速するDXですが、今改めて、「DX」という用語をどう定義しますか
「まず、『DX』と『IT化』は違うということは確認しておきましょう。混同している人が相変わらず少なくない。新しいシステムを入れて、『今まで3人で取り組んでいたことが1人でできるようになった』とか『お客さまを待たせる時間が20分短縮できるようになった』というのはIT化です」
「DXとは『情報の管理である』と私は定義します。今まで人が繰り返しやってきたもの、勘に頼ってきたものを全てデータ化し、データの蓄積によって推測し対応できるものはAI(人工知能)を使う。今後は『繰り返す作業』はほぼAIによってできるようになるでしょう。つまり、これまで情報化されなかったものをデータ化することで生まれる『効果』、それがDXです」
――YE社自体がDXによって3年間で労働生産性が20%上がったそうですね
「日本の企業に必要なのは、製造業は『働き方改革』、非製造業は『労働生産性の向上』です。いずれもDXに取り組まないと、繰り返しの仕事を社員に続けさせることになり、会社、社員の成長につながりません。労働生産性が20%上がるということは、1年かけてきた仕事がおよそ10カ月で終わるということ。残りの2カ月で今までできなかったことができるようになります。社員が就業時間中に教育を受けられるようにすることもできる。つまり、働き方が変わっていきます。これもDXの効果です。これをやらないから、日本の国際競争力が低下しているのだと思います」