近未来のビルメン業界は労働集約型の産業ではなくなるみたいです。
今までのビルメンはおさぼりでとにかく人を何人入れればいい、業務が回らなければとにかくマンパワーで解決だ。
というのが、乱暴かもしれませんが、現実じゃなかったでしょうか。
仕様もあってないようなもの、とにかくお客様がおっしゃるとおりにこなしておけば良いんだ。
ビルの管理者としてプロとしての教示はどこかへ行ってしまっていました。
ビルメンにおいてもDXが普及してくると、こちらの記事のように、がらっと風景は変わってくるわけです。
すなわち、お客様であるビルオーナーにビル管理の最適解を目に見える形で具体的に説明して、まさにコンサルできるようになります。
ヴィルフィーユって何だよ、ミルフィーユなら知っているけれど。大多数のビルメンはおそらく自戒も込めてこんなレベルでしょう・・・・。
三菱電機さんは、自前のロボットは開発していないはずですが、既存のメーカーのロボットを複数管理していくプラットフォームを作り上げています。このようなシステムはそれこそ既にビルメンポストでもいくつか紹介させていただいており、既に業界でも数年後には広く一般普及していくことでしょう。
もう、ビル管理者、ビルオーナーは自前でビル管理していくかもしれません。BMは本当にFMの下請けになるかも。
ビルメンテナンスの業務自体は減りませんが、既存のビルメン企業の従来の仕事は確実に減少していくのでしょう。
しっかり次代のビル管理がどういう方向に向かっているのかベクトルを見極めていないと気づくとゆでガエル(死語?)かもしれませんですね。アンテナ高く伸ばして、着実に準備していきたいものです。
【参考サイト】自動ドアなどロボットの横フロア移動や複数棟の設備監視など、「Ville-feuille」に機能追加
三菱電機は、ビルIoTプラットフォーム「Ville-feuille」に新機能として、サービスロボットのセキュリティエリアを超えた横移動を可能にする「入退室管理システム連携」と、複数棟の設備稼働状況をクラウドで一元管理する「遠隔監視・制御」を追加した。
基盤となるVille-feuilleは、ビル内設備の稼働データやセンシングデータなどを収集・蓄積し、AIやビッグデータ解析などの最先端技術を活用してデータ処理を行うIoTプラットフォーム。APIをオープンにしているため、サービス運営企業が独自のアプリケーションを実装できるのが特長となっている。第一弾では、警備や清掃、物品搬送などの自走式ロボットの円滑なビル内移動をサポートするロボット移動支援サービスと、クラウド上に電力使用量などのエネルギーに関連するデータを蓄積して遠隔で確認するエネルギーマネジメントサービスの2種類を提供している。