「月刊 ビルクリーニング」さんの2021年6月号に特集記事『DX時代の到来でビルメン企業はどう変わる?』に載せていただきましたが、その件で幾つか質問をいただきました。
反応があるというのは、ありがたいかぎりですが、スマートビルメンテナンスの近未来についての考察と趣旨をきちんとくみ取っていただきたくて、補足させていただきます第四弾です。
それでは、ビルメンテナンス業界におけるDXに取り組む姿勢とは?
1. まず大前提として、知ること、何かよくわからないから様子見だね。という感覚のビルメンがとても多いと感じます。
そうだとしても、まずは「情報を集める」こと。ビルメンにおけるDXとは何か?今後どうなっていきそうなのか?
ビルメン業界においても避けてはいられないことなので、興味を持って情報収取することです。
2. 一番難しいことかと思いますが、従来のビルメンの意識を変えることです。
スマートビルディングが普及すると、まず建物は汚れない、不審者は最初から立ち入らせない、設備は故障する前に取り換えるなど、予防的なメンテナンスの考え方にシフトしていきます。
そして、多くのビルメンも世間の流れどおり、客先に対しては一介の営業管理ではなく、コンサル化していく必要が出てきます(これについては次回に)。
3. DXの流れが世間のあちこちで普及しだす中でお客さんのニーズも変わっていくわけです。
その流れについていく為に、業務効率を向上させること。効率化・省力化で限られた資源を個々の顧客の本当のニーズ(それこそDXが参考になる)に注力することです。
すでにAIを使って生産性を高めるシステムはたくさん出ています。特に事務系の。余裕があればこちらを社内導入すればよいのですが、これは特にビルメン業界に限ったことでもありません。また中小零細でもMicrosoft365やGoogleworkspaceなど手軽に導入できるDXツールはあります。
以上、ビルメン業界におけるDXの取り組み姿勢について、まずは大事な3つのことを書かせていただきました。
【参考サイト】特集 【シリーズ】業界の未来を考える〜管理編〜 スマートビルメンテナンスへ!!
6月号の【特集】は、【シリーズ】業界の未来を考える~管理編~≪スマートビルメンテナンスへ!≫です。
「ウィズコロナ」の時代に突入し、私たちの生活はもちろん、ワークスタイルにも変化が生じています。職種によって完全なテレワークの実施は難しいものの、オンラインを活用することで、多様な働き方を実現し、その選択肢を増やすことができるということ。今回の特集では、ビルメンテナンス企業が取り組める業務のデジタル化について掘り下げ、「スマートビルメンテナンス」と題し、各社の取り組みに迫った。