「月刊 ビルクリーニング」さんの2021年6月号に特集記事『DX時代の到来でビルメン企業はどう変わる?』に載せていただきましたが、その件で幾つか質問をいただきました。
反応があるというのは、ありがたいかぎりですが、スマートビルメンテナンスの近未来についての考察と趣旨をきちんとくみ取っていただきたくて、補足させていただきます第三弾です。
労働集約型の産業であるビルメンテナンス業は、このDXに関係がないのか──。
ビルメン業界のオーナー側である不動産業界に目を向けると、スマートビルディングと言われる動きが活発です。
設備関係では照明や空調などを制御したり、センサー技術を活用してトイレ、会議室の利用状況を可視化したり、IoTを活用したビル管理方法も確立しつつあります。
他にも、産業用ロボットも施設で使われ始め、ドローンや清掃・警備・案内・運搬ロボットなど、人の手による業務範囲にもITの波が押し寄せています。
つまり、施設を管理するにあたって、これらの最新テクノロジーに目を向け、運用方法を模索してかなければ、従来通りの労働集約型の産業のままになってしまう。「わからない」「苦手」では済まされず、スマートビルディングに追従する「スマートメンテナンス」をビルメン業界においても積極的に目指していかなければならないのです。
6月号の【特集】は、【シリーズ】業界の未来を考える~管理編~≪スマートビルメンテナンスへ!≫です。
「ウィズコロナ」の時代に突入し、私たちの生活はもちろん、ワークスタイルにも変化が生じています。職種によって完全なテレワークの実施は難しいものの、オンラインを活用することで、多様な働き方を実現し、その選択肢を増やすことができるということ。今回の特集では、ビルメンテナンス企業が取り組める業務のデジタル化について掘り下げ、「スマートビルメンテナンス」と題し、各社の取り組みに迫った。