トイレ衛生器具メーカー自ら開発のAIトイレ清掃管理システムが出ていたんですね。
施設建物内清掃のうちトイレ清掃に割く時間の割合は5割を占めるとも言われていますが、ついにトイレメーカーさん自体からIoT清掃管理クラウドシステムが出ました。
トイレのつまりを検知する機能では、便器内の水位の異常を検知し給水を停止するとともに、清掃員にアプリで通知します。それにより、清掃員はすぐに対処ができるとともに、トイレが利用できない時間を削減することができます。また機器の一括管理機能では、従来は季節が変わるごとに、施設清掃業者が1台1台手作業で変更していた温水温度・便座温度などの機器設定を、アプリを使って一括操作することもできます。
さらに大便器だけではなく、小便器・シャワートイレ・洗面にもIoTを搭載することで、AIによる清掃指示をより効率化できるほか、水石けんの残量をお知らせし、現場で1台ずつ残量チェックをするといった不要な確認作業を削減できるようです。
個々の一般家庭には不要なシステムですが、パブリックトイレのメンテナンス業務をより効率的に行うために、大便器などのIoT衛生器具をLIXILで統一して設置することでいろんな機能を追加できるようになるわけで、Appleと同じ戦略ですね。
メーカー自体がエコシステムを創りあげれば、一番使い勝手がいいのは当然で、こういう流れが出てくるとビルメンテナンス企業も今後の運用やそもそもの業務自体を今までと発想変えたやり方をしていく必要が出てくるのかもしれません。
【参考サイト】LIXIL Toilet Cloud 清掃員の頑張りだけでは綺麗なトイレは保てない
LIXIL Toilet Cloud 清掃員の頑張りだけでは綺麗なトイレは保てない
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