既存のエスカレーターに組み込める遠隔監視システムです。ビルメンポストでは何度も提言していますが、既存ビル、既存の設備に組み込める新システムというのが広く普及していくマストになります。
東芝製のエレベーターだけなのか、他社メーカーにも組み込めるのかでまた違ってくるとも思うのですが。
このシステムも、エスカレーター内にセンサーと通信機器を設置する仕様みたいです。ビルメンのDX、AI技術にはやはりセンサーと通信機器というのが要になっていくみたいですね。こちらの技術にも目を配らせてみておく必要ありそうです。
【参考サイト】既設エスカレーター向け東芝遠隔監視システム「TERM for ES」の製品化について
東芝エレベータ株式会社は、エスカレーターをより安全・安心な状態に維持し、快適にご利用いただくため、東芝遠隔監視システム「TERM for ES」を既設エスカレーター向けに適用拡大しました。本システムは2023 年 1 月 から適用を開始する予定です。
本システムでは、エスカレーター内にセンサーと通信機器を設置することにより、エスカレーターが運行している状態でも自動での診断が可能となりました。診断結果については、当社が所有するサービス情報センターにデータが送信され、チェーンやブレーキ、移動手すりなど、主要機器の状態を遠隔で把握することができます。エスカレーターの遠隔監視システムは、2021年12月に発売した東芝製エスカレーターTGシリーズから標準適用を開始し、今回2017年以降に設置された東芝製エスカレーター“Kindmover”シリーズの一部にも適用を拡大しました。