まあビルメンテナンス業界にいて、日常作業の現場を担当していたりすると、今日ご紹介の記事のようなことに遭遇することもままあるのではないでしょうか。
日常清掃に限らず、設備員さんにしても、警備員さんにしても。ビル管理の現場において作業者さん方にたくさんお世話になっているということは、つまりいろんな方々がみえるということで、いろんな経験ができます。
ビル清掃のお仕事は、体に不調のない方にとっては、とっかかりやすいお仕事でもあります。あまり作業自体は難しいものではないからです。なんでも追及するば奥が深いのは同じことなのですが。
素人の方でもとっかかりやすいお仕事ということで、長らく務めた仕事を引退した方が年金暮らしの足しになればとの理由から来ていただける場合も多いです。
引退して第二、第三のお仕事として始めていただくときのコツは、前職の立場や仕事のやり方を持ち込まないことなのかもしれません。
日本的に言えば、郷に入っては郷に従えというやつです。
ほとんどの方々がよく理解されてみえます。が、たまに地が出てしまう方もみえるというのが今日ご紹介の記事のような方でしょう。
挽回もできますが、どうしても慣れてきて地がひっこまない、隠しきれなくなる方もみえます。
でもまあ、こんなありふれたビルメン現場の日常風景をニュースにしてくれるなんていうことに一番驚きました(笑)。
私はまだまだですが、私が接してこれた現場管理の達人のビルメンマンさんは、例外なくサーバントマネジメント型の方でした。
ビルメンの皆さん、おもしろ、おかしく、現場楽しみましょう。
【参考サイト】清掃員が口にした勤務時間内の「こっちの都合もある」って何だ?【73歳・マンション管理員 哀愁の日々】
【73歳・マンション管理員 哀愁の日々】
以前にも紹介したが、わたしたち夫婦が出会った清掃員さんは、なんだか妙に虫に不思議な縁があった。木村さんもそうだった。男にも勝る体躯をしていたにもかかわらず、手すりの上にアゲハチョウの幼虫がいるのでどけてほしい──と真っ青な顔をして頼みにきたことがある。清掃員に虫嫌いは共通の資質なのだろうか。
雇用の条件は異なるが、清掃員は管理会社に雇われるという点では、わたしたちにとっては、いわば「同僚」である。だから、わたしたちはその木村さんを「清掃員さん」ではなく、「木村さん」と呼んで、とても大切にした。