日立ビルシステムさんのビル設備管理の遠隔監視、保全サービスシステムです。
この「BUILLINK」は、地震などの広域災害発生時の稼働状況、復旧進捗の把握など、所有・管理するエレベーターなどのビル設備の各種情報をいつでも確認できるサービスです。
全面刷新により、対象となるビル設備を従来の昇降機(エレベーター・エスカレーター)から、空調、防犯カメラ、入退室管理システム、ビル設備管理システム、受水槽、ポンプ、受変電設備、防災設備などのビル設備・システム全般に拡大されるようで、これほど色々な設備が1つのガジェットで確認できればそれは便利ですよね。
毎回指摘させていただいていますが、こういうシステムが日立さんの提携システムとしか連動できないのか、どのメーカーのシステムとも連動できるのかが大きな普及要因となるはずで、この日立ビルシステムさんのサービスが対応しているのかが記事からは読み取れないのですが、既存ビルの各機器にも対応可能となるこういうシステムが今後、ビル管理の現場においてスタンダートになっていくのだと考えています。
【参考サイト】日立、ビル設備の遠隔監視センターを全面刷新 ‐ ニューノーマルに対応
日立製作所(日立)と日立ビルシステムは、エレベーターをはじめとするビル設備の遠隔監視・保全サービスの中核を担うシステム・施設である「管制センター」を2022年5月4日に全面刷新することを発表した。
両社は、1985年に開設した「管制センター」を中核として30年以上にわたってエレベーターをはじめとするビル設備の遠隔監視を展開している。現在は、日本国内で日立ビルシステムが保全契約を結んでいる18万台以上のビル設備について、遠隔監視・保全サービスを提供している。
今回の全面刷新により、PC・スマートフォン上で一元的なビル設備の稼働状況確認やエレベーターの遠隔制御などが可能なビルオーナー・管理者向けダッシュボード「BUILLINK(ビルリンク)」など、遠隔監視・保全サービスのメニューと品質を強化し、ビル管理業務の効率化を支援する。