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【ビルメンとISO37106の関係とは?】スマートシティ化の時代に生き残るビルメン企業とは?

ついに国際規格「ISO37106」認証を取得する企業さん出てきましたね。

ISO37106とは2018年に国際規格化されたもので、「スマートシティ化を進める際のベスト・プラクティスを提示している。都市やコミュニティの管理運営体制を構築する際のプロセスについて、このベスト・プラクティスにどれだけ対応しているかを評価する規格」です。

ビルメン企業でも、ISO14001(環境マネジメントシステム)、ISO9001(品質マネジメントシステム)を取得しているところはいくつもありますが、遂に手掛けるには難易度高めの認証規格出てきました。

もはやこれは、BMというよりもFMの範疇なのかもしれません。

ただありがたいというか、極めて消極的な見方をしてしまえば、まだまだISO37106を積極的に活用できる企業はFMにおいてもないでしょうし、BMにおいてはもちろんゼロでしょう。

そして今回の記事にあるように地域として活用を目指すところが出てきても、個別のビルにおいては新築物件ならいざしらず、既存ビルにおいては相当にハードル高い。(これから既存ビルに対して簡単にスマート化を推進できるシステムが普及してきたら話変わりますが)。

結局、ほとんどのビルメン企業においてISO37106認証の世界で主導的立場になれるところはないでしょう。

前から危惧していることですが、今後ほとんどのビルメンはFMの下請けになっていくのかもしれません。

しかし幸いなことに、まだまだ時間はかかりそうです。変化についていける、身軽なビルメンでありたいものですね。

【参考サイト】NTTが日本初のスマートシティ国際認証取得、名古屋東桜街区でIOWN技術を活用

NTTグループが名古屋市で進める街づくりプロジェクトが、スマートシティ化の取り組みを評価する国際規格「ISO37106」認証を日本で初めて取得した。街の安心安全や環境負荷低減、快適な生活を支えるアプリケーションサービスの基盤として、IOWN構想の一部である「街づくりDTC」を活用する。

ビルの入口ゲートを顔認証で通ると、オフィスのある階へ向かうエレベーターに誘導され、ボタンに触れることなく自動的に運んでくれる。昼休みが近づけばAIマネージャーが、混雑に合わず、かつ好みにあったレストランとメニューを提案。しかも、警備ロボットがビル内の異常をリアルタイムに検知してくれるから、安心して働ける――。

そんなデジタル技術が満載の次世代スマートビルが、2022年2月に竣工した。名古屋市東区東桜一丁目の「アーバンネット名古屋ネクスタビル」(以下、名古屋ネクスタ)だ。NTTアーバンソリューションズとNTT都市開発が「次世代型先進オフィスビル」の第1号物件として手掛けたものである。

冒頭のように快適かつ安全に働けるようオフィスワーカーを支援する機能が稼働するほか、環境負荷低減に向けて、人数・人流の予測に基づいて空調を制御することで省エネも実現。さらに、天候・曜日、飲食店への来店数実績から飲食店の需要を予測するフードロス削減の仕組みも実装を検討中だ。

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この記事の執筆者

清水聡希 清水聡希 ビルメンポスト管理人

ビルメンポスト』管理人/『ビルメンコンシェルジュ』チーフSG・名古屋市生まれ。日本ホスピタリティ推進協会員
「現場の代務経験ゼロ」「全管理物件黒字化達成」が自慢の現役ビルメンマン。
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