BIGLOBEさんのクラウドシステムを取り付けるとビルのCO2排出量が平均25%減らせるとか。
最近はやたらとIT・AI・DXがらみの記事が多い。
別にそればかり選別して選んでいるわけではなくて、上がってくるニュースが多い。
こんなところからも世間のトレンドがはっきりわかるから面白い。
普及にあたって、当然に大事なのは費用対コストがどれほどかかるか。どんな企業でも持ち出しが多すぎては導入しづらいものです。
しかし、こちらのシステム利用者は利用料としてBRAINBOX AIによって削減できた電気代の半額を支払うだけで、省エネ・コスト削減が実現できるそうです。
この成果報酬型なら利用伸びそうですが、難点?はあくまでBEMSがすでに設置されており、空調が集中管理されている大きな建物だそうです。
利用可能なビルは限られそうですね。BEMSの利用のためのセンサー設置もオプションで付いていたりすれば広く普及進むでしょうね。
ちなみにBEMS「ベムス」とは、「ビル・エネルギー管理システム」のことで、室内環境とエネルギー性能の最適化を図るため、ITを利用して業務用ビルの照明や空調などを制御し、最適なエネルギー管理を行うもので、人や温度のセンサーと制御装置を組み合わせたものです。
これをFMの分野でしょ?ということで傍観していると、今後のビルメンの役割は極めて限定的なもの、つまり現状より縮小していき、よく最近話題になるようにFMの下請けに甘んじていくことになるかもしれませんね。
まあ、それでもOKのビルメン企業が大半となるかもしれませんが、引き出しは多い方がいいかと。情報収集はやはり大事で、ビルメンポストも活用されてみてください。
【参考サイト】BIGLOBE、クラウドとAIを活用したビルのCO2排出量削減ソリューションに参入
ビッグローブ(BIGLOBE)は、X1Studioとともに、クラウドとAIを活用したビルのCO2排出量削減ソリューションに参入すると発表した。
同社は同日、ビルの空調に関わる電気量を削減することができる「クラウド型空調自動制御ソリューション」の提供も開始した。
クラウド型空調自動制御ソリューションは、管理システム「BRAINBOX AI」を導入することで実現。ビルに既存する「BEMS」という電気やガスなどエネルギーの使用状況の「見える化」や分析、自動制御など、全般的なエネルギーマネジメントを可能にするシステムに取りつけることで、AIが空調を管理し、空調に係る電気代を平均で25%削減できる。
また、BEMSと外気温や天候などの外部データを組み合わせて、AIにより最適な空調にコントロールするという。
BRAINBOX AIが活用可能なのは、BEMSが設置されており、空調が集中管理されている大きな建物で、特にオフィスビル、ホテル、病院、大学、商業施設などで効果が見込まれている。
また、BRAINBOX AIは削減額をシェアする「ESCOモデル」となっており、本機器を使用しなかった場合の電気代をアルゴリズムから算出することが可能。導入にあたっての機器代や導入費用などは不要で、利用者は利用料としてBRAINBOX AIによって削減できた電気代の半額を支払うだけで、省エネ・コスト削減が実現できるという。