ビルメンにも大いに関係あるクラウド型のビル設備管理のプラットフォーム。
月額費用はスタンダートで44万。3,000ポイントの監視が可能。更に複数のビルの管理も一つのダッシュボードで一元化できる。
つまり一人の設備員で複数のビルの管理ができてしまう。
設備稼働状況をクラウド上で収集・可視化できるため、それらの情報を基に無駄な空調や照明をコントロールするなど、エネルギー消費量を正味ゼロにするZEB(Net Zero Energy Building)の達成に必要な省エネの実現や脱炭素化にも貢献できる。さらに、常駐勤務が必要となる防災センターや中央監視室での監視や制御などの管理業務を遠隔からウェブ画面上で可能にできるのでダイレクトに労働生産性もアップ。
ビル管理は完全にネクステージに突入していますね。
一気に普及していかない要因は、ついていくのが苦しい既存のFMやBMにとって、ダイレクトのコスト削減は一概に喜べる話ではないことと、初期導入や機器更新コスト、運用負荷を大幅に削減できるというのが具体的にどこまでかが見にくいことですかね。
しかし、Maasが自動車業界に100年に1度の変革をもたらしているように、ビルメン業界にとっても、DX普及の流れは間違いないこと。やっぱりついていかなきゃで、いよいよ楽しみな時代がやってきます。
※ 「ビルメンポスト」も記念すべき700号。 趣味で気楽に書いてきたのが、いつの間にずいぶんと溜まりました。ビルメン業界の変革はこれからです。これからも気楽に、少しでもビルメンテナンス業界のお役にたてる記事を紹介させてもらいます。いつもありがとうございます。
【参考サイト】富士通、ビル設備管理のDXを支援するクラウドサービス発売
富士通は、ビル管理システム「FUJITSU Public Sector Solution Social Century Sustainable 施設総合管理システム Futuric」(Futuric)シリーズのラインアップを拡充し、クラウド型の新サービス「FUJITSU Public Sector Solution Social Century Sustainable 施設総合管理クラウド Futuric/CL」(Futuric/CL)の提供を開始した。
販売モデルは設備管理点数に応じて用意しており、最大200点まで監視可能なライトと、3000点まで監視可能なスタンダードから選択できる。税込の利用価格は、ライトが月額7万7000円、スタンダードが月額44万円。
同サービスは、ビルや施設内に設置された設備の稼働状況やエネルギー使用量のデータをクラウドに蓄積し、インターネット上の統合建屋ダッシュボード画面で一元管理できる。