残念なビルメン業界ニュース発見です。
ホテル清掃でトイレを素手で洗うように指導を受けた女性が初日で辞めた話と、ラブホテルの不衛生な職場での勤務で3日で辞めた人の話が紹介されています。
まあ、あるんだろうなー、という感想ですが、スピードを求められる現場でそれが常態化してしまっていると不衛生な日常業務に違和感を感じなくなってしまいます。
こういうニュースの方がメディアに乗りやすいのでしょうが、こんな話ばかり見ていたら業界のイメージは悪くなるばかりですし、やっぱり底辺産業だと言われ続けてしまいます。
安い委託費だから、安い賃金しか払えないし、そんな賃金でも募集に応じてくれる人は底辺の人間なんだの発想で、チープな仕事のやり方を指導していたり、押し付けていたりでは結局負のスパイラルで企業の業績にとっても決してよくはなくなってきます。
安い委託費だからいい加減でな仕事、ではいけなくて、よい加減のやり方は必ず現場ごとにあるのです。
それなりの委託費でもバランスのとれた良い仕事を模索していて、あきらめずにとても素晴らしい衛生環境とホスピタリティ溢れる職場環境を追求し続けているビルメンも増えてきてます。
そういった良い事例やニュースがたくさん流れてほしいし、ビルメンポストも少しでも貢献していきたいですね。
【参考サイト】「便器を素手で掃除」ホテルの仕事を即行でやめた人の声
キャリコネニュースで実施中のアンケートにホテルの仕事を即行で辞めた経験談が複数寄せられている。京都府の50代女性はベッドメイクと部屋の清掃で散々な経験をした。
「決められた時間内に決められた部屋数をベッドメイクする仕事で、初日に先輩の手本を見学した後、7部屋を研修として仕事した」
「洗面台を拭く、奥にある湯船を拭く、床を拭く、そこまでに一つのスポンジで手を止めてはいけません。スポンジは素手です。そのまま便器を拭き、便器に素手スポンジをIN、ゴシゴシ。次に便器の水で濡れた手で初めて違うスポンジを持って歯磨き用のグラスを拭いて殺菌済みの紙を置く」このホテルの衛生観念はどうなっているのかと耳を疑いたくなるが、「時間内に終わらないから」という理由でそういう流れになっているという。女性は泣く泣く7部屋清掃をやり遂げ、その日のうちに退職した。