日経電子版の記事なので、ログインIDないと全記事読めませんが、それでもこれは一つの大きなインパクトなので紹介させていただきます。
今までの清掃ロボットはどうしても階段や段差を乗り越えられなかったので、自動での作業範囲はあくまでワンフロアだけでした。
つまり、広く段差のないスペースがある作業範囲でなければ、あまり作業効率も生産性も高くならなかったわけです。ほかの階を作業させるためには、あくまで人が操作しなければいけなかった。
しかし、この清掃ロボットなら自分でエレベータを操作して各階に移動していける。つまり、人のいない夜間でも勝手に作業させておけるわけです。
更にいいのは、既存のビルにもエレベータに連動させることが後付けでできるそう。三菱電機、東芝などの国内主要5メーカーのエレベーターに対応できるよう汎用性もばっちり。
更にさらに、この技術は警備ロボットや配膳ロボットの制御にも使えるそうなので一気に汎用性も高まりますね。
実際、東急コミュニティーさんでは、約1000件ある既存の管理ビルに提案していくことを検討しているそうです。
AIロボットが格段に使えるようになって、人とロボットとの分業がますます進みそうですね。
【参考サイト】清掃ロボ、自動でエレベーター乗降 東急コミュニティー
東急コミュニティーは4月から、管理を請け負うビルで清掃ロボットがエレベーターを自動で乗降できるようにする。ロボットの動きに合わせてエレベーターを動かす制御装置を開発した。ビル管理業界は人手不足に加え、新型コロナウイルス対策が重要な課題になっている。ロボットを有効活用し、生産性向上や省人化につなげる。