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【ビル消毒・衛生】ウィルス飛沫感染防止システム開発! 新日本空調・日進技研

新日本空調と日進技研は、新型コロナウイルス飛沫感染防止対策を目的に、ダクト接続型「可搬式抗菌フィルターユニット」と「自立型感染防止フード」を開発し、「感染症患者診察時の飛沫感染防止システム」への展開を実現した。医療現場を含むあらゆる施設での利用が可能なシステムで、既に受注が確定し2020年中の納入に向けて詳細の調整と機器の製作が進められている。

新日本空調の原子力事業部は、従来から避難施設向け新型換気システムの開発に取り組んでいた。そこに抗菌フィルター利用による医療現場への適用性を加味することで、空気清浄により感染拡大の要因の1つである飛沫感染を効率的に削減する新たなシステムとして完成させた。
 可搬式抗菌フィルターユニットは、低騒音ファン、プレフィルター、抗菌HEPAフィルター、操作盤で構成する小型のフィルターユニットで、本体に設置したキャスターで容易に移動できる。抗菌HEPAフィルターとは、ガラス繊維濾材に溶菌酵素を添着したもので、ウイルスの不活化、細菌類に対する滅菌効果がある。

 自立型感染防止フードは患者の頭部を覆い排気を担うフードと取付台座および移動式架台で構成し、取付台座背面にある操作ハンドルでフードの高さ変更が可能となっている。

 これらをダクトで接続し、フードから排気することで患者からの飛沫による医師、看護師の感染リスクを低減するのが今回開発した「飛沫感染防止システム」となる。飛沫が含まれたフードから汚染された空気は、抗菌HEPAフィルターを組み込んだ可搬式抗菌フィルターユニットにより確実にろ過される。ろ過された空気は室外に排気することで、患者のいる室内は陰圧に保たれ、周囲の部屋への空気の漏洩が防止できる。また、ろ過された空気を室内に循環することで、空気清浄機としても利用できる。

【参考サイト】新日本空調・日進技研 飛沫感染防止システム展開へ機器を開発

今後の室内除菌システムの主流の一つはこの形式のものだと思います。
これで、屋内に漂うウィルスや菌を換気ダクト内から取り込みフィルターで除菌して、屋外に排出する。
ただし、これだけだと患者から出たウィルスが排気ダクトに吸われるまでに他の人に罹患してしまう恐れが出てくるので、その前に人体に有害ない紫外線、オゾン照射できる蛍光管や照射システムで滅菌、殺菌するという二段構えの対策が広く普及していくことになるのではと考えています。
すでに開発されているようですが、まだまだ普及には程遠いので、今しばらくは人の手を介してのアルコール除菌噴霧や抗菌コーティングが利用されていくでしょうが、何しろめんどくさい・・・、人を介するので都度コストが高い・・・、施設を一時的にしろ閉鎖しなければいけない・・・など使い勝手が悪いので、近いうちに前出のようなシステムに置き換わります。
コロナウィルス対応ワクチンも開発されてきたようなので、今しばらくの辛抱ですね。

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この記事の執筆者

清水聡希 清水聡希 ビルメンポスト管理人

ビルメンポスト』管理人/『ビルメンコンシェルジュ』チーフSG・名古屋市生まれ。日本ホスピタリティ推進協会員
「現場の代務経験ゼロ」「全管理物件黒字化達成」が自慢の現役ビルメンマン。
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