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【必見】ビルメンロボット・業務用清掃ロボット導入時のポイント

最近ビルメンロボット(業務用清掃ロボット)のお問い合わせや相談が増えてきました。このビルメンポストでもビルメンのロボットの記事を掲載していたり、月刊ビルクリーニングさんでビルメンのDXについて対談したこともありますが、コロナの影響による清掃環境の変化やビルメン業界自体において、興味を持つ人が増えてきたのかもしれません。

今回は、よく聞かれるビルメンロボット(業務用清掃ロボット)を実際に導入するときのポイントについてまとめてみました。

目次

ビルメン業者よりビルオーナーの方がビルメンロボット(業務用清掃ロボット)導入に興味!?

ビルメンロボット(業務用清掃ロボット)についての興味関心、また問い合わせはビルメンテナンス企業ではなく、実はビルオーナー直のご相談の方が多いのです。

その理由として、ビルメンテナンス業者の勉強不足、そして高価なビルメンロボットを導入することのメリットをビルオーナーに説明できるビルメンはまず皆無。

ビルメンロボット(業務用清掃ロボット)を導入してもコスト削減以外のメリットがなかなか明確にできないこともありますし、ビルメン企業の現状維持バイアスは現段階においてとても強いです。

なので身近なビルメンに相談できないビルオーナーは直にお問い合わせにこられます。

またビルメンロボット(業務用清掃ロボット)を導入したいとしても、こと清掃品質の向上という観点においては、既存ビルメンはビルオーナーにまず説明できません。

人工派遣業にどっぷりつかってしまっている既存ビルメンの現状維持バイアスは強いですが、本当は人とロボットとの協働において確実にコスト、品質、また生産性においても導入メリットは十分にあります。

ところで、ビルオーナーがビルメンロボットに興味を持つのは、ビルメンテナンス業者への委託コスト削減の視点がほぼすべてです。

簡単なビル清掃の場合なら、ビルメンロボット(業務用清掃ロボット)導入により、ビルオーナーが自社で清掃業務を行ってしまうことも不可能ではありません。

ビルメンロボット(業務用清掃ロボット)に特化したビルメン業者が飛躍する可能性

ビルメンテナンスは一度業者へ委託するとセキュリティ面や個々のビル特有の仕様により、よほどのことがなければ他社へリプレースすることは少ないのですが、ビルメンDXによるスマートメンテナンスのこれからは、例えばビルメンロボット(業務用清掃ロボット)の導入ノウハウに特化したビルメン業者への管理変更が起こる可能性もあります。

ビルオーナーからしてみれば、人であろうとロボットであろうと品質に差がなければ、管理コストのより安い提案をしてくれるビルメン業者にお願いしたいというニーズはしっかりありますし、ビルメンのDX化により、清掃作業内容がオープン(ロボットの稼働時間等)になるということは、設備や警備といった他のビル管理上においても連携メリットが大きくなるからです。

ビルメンロボット導入の成功は、人との協働

ビルメンロボット販売業者やビルメン業者に多い発想が、人件費削減・人を減らすためにビルメンロボットを導入することにフォーカスしがちなことで、実際には、清掃員は減りますが、逆にロボットを操作・管理・コントロールする人員は新たに必要になります。

大切なのは、ビルメンロボットを導入することは、人の仕事を奪うという発想ではなく、人とロボットが協働することによって、互いの得意、エッジのあることに特化し、より高い清掃品質向上や清掃効率アップにつなげていくことではないでしょうか。

ビルメンロボット(業務用清掃ロボット)の導入設計

ビルメンロボットは、買ってきて、電源を入れたらすぐ使えるという代物ではありません。

ビルメンロボット導入おいてのシステム設計や運用保守体制の構築、導入時には清掃箇所をインプットさせる等、様々なことを検討しなければいけません。

ビルメンロボット(業務用清掃ロボット)の種類

ビルメンロボットにおける清掃箇所や清掃方法、清掃ルート・エリア設定方法は大きく分けると下記になります。

清掃箇所

・床面を清掃するタイプ(乾式・湿式)
・窓を清掃するタイプ
・空間を除菌するタイプ

清掃方法

・吸引するタイプ(乾式)
・洗浄するタイプ(湿式)
・除菌するタイプ

清掃ルート・エリア設定方法(清掃ルートマッピング設定)

・清掃ルート・エリア設定が不要なタイプ
・清掃エリアを設定するタイプ(マッピング)
・ロボットの動き方を設定するタイプ(プログラミング)
・清掃ルートをあらかじめ記憶させるタイプ(ティーチング)

ビルメンロボットで比較的導入のハードルが低いのは警備ロボット


ビルメンロボットで比較的導入のハードルが低いのは警備ロボットかもしれません。警備ロボットでも案内機能のないロボットが一番導入しやすいでしょう。

床材の制限がなかったり、業務用清掃ロボットに比べて消耗品等がないのでランニングコストがかからないということもあります。

最近では空間除菌をするロボットも販売されてきているので空間除菌系のロボットも導入しやすいでしょう。まずは導入しやすいビルメンロボットで試す方法もあります。

ビルメンロボット(業務用清掃ロボット)の選び方

ビルメンロボット(業務用清掃ロボット)はビル特性に応じた機種を選ぶ

ビルメンロボット(業務用清掃ロボット)はどんな建物でも自在に活躍してくれるかというとそうではありません。

家庭用掃除機ルンバをイメージしてみるとわかるように、基本ロボットは建物構造(段差・床材)により、稼働箇所が限られています。特に床材等はハードフロアやカーペットの材質によってもかなり左右されます。

床面清掃ロボットの得意な空間

床面清掃ロボットの得意な空間としては「広い空間・単純な形状・レイアウトの空間」です。

ただあまりにも広いとセンサーが届かない場合があるので導入時稼働範囲を必ず確認しましょう。またバッテリー稼働時間も重要です。フロアーが大きすぎてバッテリーが持たない場合もあるからです。

床面清掃ロボットの不得意な空間

床面清掃ロボットの不得意な空間としては「通路が狭く、清掃できる範囲が限られる空間や「走行の障害となるものが多い(椅子、ゴミ箱、荷物等)」「レイアウトの変更が多い」といったケースです。

ビルメンロボット(業務用清掃ロボット)の運用は、障害物回避・稼働率・稼働時間(清掃時間)もポイント


ビルメンロボットにおいては、まず値段に目が行きがちですが、稼働率・稼働時間(清掃時間)もポイントです。

1台のロボットで効率よく清掃させるにはどうすればよいかを検討する必要があります。

例えば深夜時間帯に清掃をさせる場合、実働6時間以内と想定したら、その時間内に清掃が終われるようにルート設定することもポイントです。

そのためにはビルの構造特性が重要になります。ビルメンロボットの運用効率化のために、レイアウトの変更が必要になってくるかもしれません。

また夜間動作をさせる場合、セキュリティセンサーが動いている場合があるので注意が必要です。

ビルメンロボット(業務用清掃ロボット)導入後の保守・運用も考慮

ビルメンロボット(業務用清掃ロボット)は、導入後の保守・運用のことを考えておくことも大切です。

ビルメンロボット(業務用清掃ロボット)を導入してみたはいいけれど使いこなせず宝の持ち腐れになるケース。

故障?したまま放置、使い勝手悪く感じる?ようになり放置・・・・等です。

IT業界でのサーバー管理者的な要員が、ビルメンロボット(業務用清掃ロボット)の運用においても必要になってきます。

定期的なメンテナンスはもちろん、ビルメンロボットの清掃ログの収集&解析&報告、ロボットのシステムアップデート等が必要になります。

故障した場合の代替機も検討の余地

ビルメンロボット(業務用清掃ロボット)が故障した場合の代替機の用意(故障中は清掃できない自体を回避)等、業務内容的にはIT管理者とほぼ同じだと考えていいでしょう。耐久性や導入時故障率も確認したほうがいいでしょう。

ビルメンロボット(業務用清掃ロボット)の静音性

ビルメンロボット(業務用清掃ロボット)の静音性は重要です。

人的作業の場合はあまり音に関してのクレームはありませんでしたが、ビルメンロボット(業務用清掃ロボット)においては、作業中の動作音が気になるというロボットもあると聞きます。

また夜間動作時の騒音も場所によっては注意したほうがいいでしょう。

ビルメンロボット(業務用清掃ロボット)の消耗品・専用洗剤の確認

消耗品のコストも重要です。専用洗剤が必要かどうかや消耗品の交換頻度・ダストボックスの容量等チェックが必要です。

ランニングコストが思いのほか高くつくなると、コスト削減が主目的の場合、なんのためにビルメンロボットを導入したのかわからなくなってしまいます。

商談展示会やレンタルサービスを活用


ビルメンロボットは業務用なので家電量販店では取り扱っていませんし、車のディーラーのようにあちこちで展示されているわけでもありません。

ビルメンロボットの実働や機能を直に見たい場合は、ビルメン関連の商談展示会に足を運ぶのが手っ取り早いです。複数のロボットが展示されている場合もあり、比較検討することもできます。

■ビルメンヒューマンフェア&クリーンEXPO>>


いきなりビルメンロボット(業務用清掃ロボット)を導入するのはハードルが高いということであれば、レンタルサービスを活用するというのもあります。

またメーカーや販売代理店がトライアルで一定期間レンタルしてくれる場合もありますのでぜひ問い合わせてみるといいでしょう。

★ビルメンコンシェルジュではビルメンロボット導入や運用保守に関するご相談を無料で受付けていますので興味のある方はお問い合わせください。最適なビルメンロボットや導入するメリットがあるか等のコンサルティングも行っています。お問い合わせフォーム>>

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この記事の執筆者

清水聡希 清水聡希 ビルメンポスト管理人

ビルメンポスト』管理人/『ビルメンコンシェルジュ』チーフSG・名古屋市生まれ。日本ホスピタリティ推進協会員
「現場の代務経験ゼロ」「全管理物件黒字化達成」が自慢の現役ビルメンマン。
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