新明和工業はIoT(モノのインターネット)技術を使い、機械式駐車設備の点検や部品交換などの保守・保全費を従来比14―27%低減できる遠隔監視点検システム「スマートメイン」を開発した。センサー増設や監視ソフトウエアの改良により、稼働状況や部品交換時期を高精度に把握する。8月に同システムに対応する主力のエレベーター式駐車設備の設置をはじめ、2021年4月に稼働する。21年度に80基の販売を目指す。
監視データ量の増加とソフトの改良により監視精度が高まり、部品の交換サイクルが延ばせるため、設備導入から廃棄までにかかる保守・保全費用が低減できる。
【参考サイト】IoTで機械式駐車設備の保守・保全費27%減、作業員の危険も減らす
イメージとしては、エレベータの遠隔監視の立駐の保守点検版みたいな感じでしょうか。
エレベータの遠隔監視は広く進んでいますが、立駐の遠隔監視もできつつあるようです。
部品の交換サイクルが延ばせるため、設備導入から廃棄までにかかる保守・保全費用が低減できたり、作業員に頼っていた点検項目を3―4割自動化できて、高所作業などの危険も減らせるそうです。
ビル管理の中でも、特に設備保全分野はIoT技術との親和性が高い分野です。コスト削減もいいですが、人手不足の解消に繋がるの更によいですね。