「オートノマスビル」って何?ビルが自らアップデートするって?スマホみたいにビルもアップデートするのか?
次世代のスマートビルだそうですが、そもそもスマートビルって何をどこまでしたら名乗っていいんですか?
スマートビルっていうのは、IoTやAIなどの技術を用いて、ビル内のさまざまな設備やデータを一元管理し、リアルタイムで最適化できる建物のことみたいで、一概にどこまでできるビルがスマートビルを名乗れるとかの明確基準はないみたいですね。
今まで個別にしか最適化されてなかったビルディングオートメーションシステム(BAS)などの設備制御システムのデータを、ビルOSで一元管理する仕組みで、空調や照明などのエネルギー利用のリアルタイム最適化やサービスロボットの自律制御だけでなく、機能拡張のために外部アプリケーションと連携させることで、ビルが自ら新機能を取り込み進化し続けるのが、“オートノマスビル”というものだそうです。
PCやスマホみたいが自らソフトウェアアップデートして機能向上してくれるみたいに、ビルも自ら機能向上してくれるのでしょうか。「従来のスマートビルから1段階レイヤーを上げ、ビル自身が掃除ロボットを派遣して、自動で清掃することが具現化するようなビルとなる。ビル内に点在している多様なデータをビルが食べて進化し、昨年よりも今日できることが多くなり、建物の資産価値が上がっていく・・・」ということで、なんかいまいちまだイメージしづらいのですが、こういったスマートビルのビルメンテナンスを総合コンサルしてくれるサービスも開始されていくようです。
しばらくは、既存ビルメンとの棲み分けがさらに進みそうですね💦。
【参考サイト】ソフトバンクと日建設計が次世代スマートビルの新会社設立 データを食べて進化する“オートノマスビル”
情報処理推進機構(IPA)のデジタルアーキテクチャ・デザインセンター(DADC)で、スマートビルの定義やシステムアーキテクチャ、運用プロセスなどを示す「ガイドライン」が2023年4月に公開され、海外に遅れること国内でもスマートビル化の流れは着実に進展しつつある。そうしたなかでソフトバンクが日建設計をパートナーとし、建物の統合基盤“ビルOS”を核に、次世代のスマートビル構築を設計段階から支援する合弁会社を設立した。将来は、海外へOSやアプリを含むパッケージ販売も視野に入れている。