長年放置している山林、両親がいなくなった後の遠い実家の空き家、ただでいいから国に引き取ってもらいたい。そう考える遺族はとても多いことでしょう。
でも実際は・・・・。いくら何でも国もただでは引き取ってくれない。というかただで引き取りたくなるのは当然に需要がありそうな、つまり売れそうな土地、家屋ということになります。
そんなところは国じゃなくても民間でも売買の依頼が十分にある。更地にしなければならない。10年分の管理料を払わなければならない。いろんな条件がついて結局、国に返納するにしても何百万もの出費が・・・。相談してみても、結局そのまま放置。とても多いと思います。
【参考サイト】土地を相続したけど使い道ない…「国有化」相談殺到、「所有者不明」防ぐ制度
土地を相続した人が、使い道がない場合に国に引き取ってもらう「相続土地国庫帰属制度」の申請受け付けが4月から始まり、各地の法務局に相談が相次いでいる。所有者がわからない「所有者不明土地」が全国的に増加する中、国には、利用していない土地をあらかじめ手放すよう所有者に促し、将来的に管理されずに放置されるのを防ぐ狙いがある。新たな制度を巡っては、土地を手放したい所有者につけ込む悪徳商法の被害が増える懸念もある。