ビルメンロボット(清掃ロボット、警備ロボット)がビル内で自由に移動できるシステムを三菱電機さんが初導入されたそうですね。
ここで肝心なのは、初導入ということ。初なんです。そして新築ビルにおいてということで、つまり導入にはまだまだ敷居が高いということになりますね。残念ながら。
先日の記事でも紹介しましたが、経産省さんが音頭をとって取り組まれている標準化仕様の策定もまだ緒についたばかりのようで、広くビルメンロボットがあちこちの新旧ビルで活躍をしているのを見るのはまだ少し先になるのでしょうか。
こちらの少ない記事では完全に読み解けませんが、三菱電機さんのサブスクシステムを利用されるとなると、例えば他社の警備ロボットに乗り換えたいとかの希望がいずれおとずれたときに簡単に乗り換えられるのでしょうか。
まあ、ビルメンロボットを稼働できるもう一つのメリット。
先進的なビルだというアピールには、あちこちのメディアで取り上げて貰えるので十分ではありますね。
【参考サイト】三菱電機、ロボット連携の入退室システムを初納入
三菱電機は1月末に完成した「アーバンネット名古屋ネクスタビル」(名古屋市)に、ロボットと連携できる入退室管理システムとエレベーターを納入したと発表した。権限を与えることで清掃ロボや警備ロボが制限エリアも自由に移動できるようになる。実際のビルで同社の入退室管理システムがロボットとつながるのは初めて。ビル管理業務の効率化につながる点をアピールし、他のビルでも採用を働きかける。
ロボットとの連携機能は「ロボット移動支援サービス」として、サブスクリプション(月額課金)方式で提供する。ロボットは設定次第で、セキュリティーゲートを通って制限エリアに入ったり、エレベーターを使って上下階を移動したりできる。2025年度末に累計300件のサービス契約を目指す。