現在ビルメンロボットを導入しようとしても、個別のビルの仕様に合わてカスタマイズしなければならなくて、どうしても高コストになってしまいます。
また、エレベーターとビルメンロボットとの連携がまだまだなのが大きなネックになっていて、階を変えてロボットを働かせるためには、どうしても人が介在して移動させなければならないとなれば当然に生産性下がります。
経産省さんもこのあたりが当面のビルメンロボット普及に向けてのボトルネックになっていると考えてみえるようで、その解消に向けての実証実験を大手メーカーさんとともにされてみえます。
まあそのとおりですが、ロボットとエレベーターまたはセキュリティゲートとの円滑な連携とシステムの標準仕様統合を待っていると、なかなか現場へのロボット普及も先の長い話になってきてしまいそうで、げんなりしてきてしまいます。
私はこのあたりの問題は、まず現状ロボットでも運用次第だと思いますし、現状解決はロボットやエレベーターうんぬんではなくて、人の多能工化とその生産性アップに伴う賃金アップによって解決できると考えますがいかかでしょうか。
やり方はいろいろあるはずなので、解決と普及の提言をおよばずながらしていっている最中でございます。
まあ、それでも楽しみなビルメン業界の未来は着実に近づいていると感じます。
スピードアップ期待ですね。
【参考サイト】経産省と三菱地所 ロボットとエレベータが連携した「ロボットフレンドリー」な街づくりを本格化 NECやパナソニックのロボットでデモ公開
三菱地所が経済産業省とともに「ロボットフレンドリー(ロボフレ)な環境・まちづくり」に向けて本格展開を始めた。ロボット活用のユースケースの創出や人手不足の解決に向け、施設とサービスロボットが連携した実証実験を行うことを記者発表会で発表した。実証実験の場所は三菱地所が運営管理する大手町フィナンシャルシティ グランキューブや大手町パークビル等。
記者発表会では、NECネッツエスアイの屋内配送ロボット、パナソニックの屋外配送ロボット、パナソニックの清掃ロボットのデモが行われ、それぞれビルのエレベータやドアなど連携して自律走行する様子が公開された。