日頃、現場管理していて安全ミーティングなどされてみえるでしょうか。
日々業務に追われていると、なかなか眼が届かなくなるというか、そこまでやっていられない、みたく感じてしまっているビルメン現場管理人が多いかと思います。
が、安全管理については、もちろん一番大切なことであって、ここをおろそかにすると事が起こった時におおきな代償を払うことになります。
それは痛い思いをされる現場担当者さんはもちろんのこと、現場管理担当者、そしてビルメン企業、発生現場のお客様みんなに大きな負担が発生します。
過失の代償を問われれば、最悪現場がなくなることも覚悟しなければいけません。
ゆえに、平時においてこそ、時間を取って安全ミーティング、リスクアセスメントをしておくことは重要なことです。
そして、これもあまり知られていないかもしれないのですが?、ビルメンテナンス業界の安全作業心得は、少し前のものになりますが、全国ビルメンテナンス協会さんから詳しい資料とリスクアセスメント用の雛形が発行されています。
総数131Pにものぼる大変詳しいものなので、こちらを参照して現場ごとに案内、紹介していけば必要にして十分な内容かと思います。
全ビルメンマンにとって、わが身を守るためにも?(苦笑)ぜひ、参考にされてみてください。
【参考サイト】ビルメンテナンス業における リスクアセスメントマニュアル
我が国における労働災害による死傷者数は、長期的には減少傾向にありますが、サ
ービス経済化の進展等に伴い、全産業に占める第三次産業の割合は年々増加していま
す。
このような背景を踏まえ、厚生労働省では平成 19 年度から「第三次産業における危
険性又は有害性等の調査等の実施促進のための支援事業」を実施しております。この
事業は、事業場の自主的な活動により安全衛生水準を向上させ、労働者の危険又は健
康障害を防止することを目的にしています。具体的には、機械設備や作業などに伴う
危険性又は有害性を特定し、それぞれのリスクを見積り、これに基づきリスクの低減
措置を講じていく手法(危険性又は有害性等の調査等:リスクアセスメント)の実施
を促進するものです。
リスクアセスメントについては、平成 18 年4月施行の改正労働安全衛生法によりそ
の実施が努力義務化されました。また、この改正を受けてリスクアセスメントの基本
的な考え方及び具体的な実施方法などを定めた「危険性又は有害性等の調査等に関す
る指針」(危険性又は有害性等の調査等に関する指針公示第1号)が公示されています。
本年度は、第三次産業の一つである『ビルメンテナンス業』を対象として、事業場
における安全衛生水準の向上と労働災害のより一層の減少を図るため、当該業界団体
である社団法人全国ビルメンテナンス協会のご協力をいただき、リスクアセスメント
の実施促進を図るために必要な資料として本マニュアルを作成しました。
本マニュアルが多くの関係事業場で活用され、労働災害の防止の一助になれば幸い
です。