施設管理における技術者の技や判断を学習して進化を繰り返し、AIが施設をより快適にしていく空調管理システムです。
施設管理者が行ってきた制御装置の操作を組み合わせて学習したAIが、施設管理者による操作に代わり、センサーによる予兆を検知しながら空調管理を自動制御していきます。
検知するセンサーは、アナログ計測機器などを含む既存設備との組み合わせにも柔軟に対応することが可能だそうです。
毎回言っていますが、この既設の装置とうまく連携していけるシステムというのが重要で、ごっそり新設のAIシステムです、というと普及のハードルが途端に上がるのです。
このAIの導入により、人の感覚的な技術まで数値化ができていくそうで、これからは空調管理においてもベテラン管理員の知見や技術がAIに代用されていくということのようです。
将来においての施設空調管理もまた他のビルメンカテゴリと同様に新たなサービスを展開していくことになっていきそうですね。
【参考サイト】相鉄ジョイナス/予兆制御AI「SEE GAUGE」で空調管理を自動制御
相鉄ビルマネジメントは、相鉄ジョイナス(横浜市西区)の施設管理に、予兆制御AI「SEE GAUGE(シーゲージ)」を導入した。
同AIは、アドダイスが独自に開発した技術に基づき、施設管理における技術者の技や判断を学習し、進化を繰り返すもの。
今回、相鉄ジョイナス各所に既設のセンサーから得られる温度、湿度などのデータと、状況に応じて管理者が行ってきた制御装置の操作を組み合わせて学習した同AIが、既存の施設管理システムにおいて、管理者による操作に代わり、予兆を検知しながら空調管理を自動制御する。