「トイレ衛生改善認証」って何?? ってところから引っかかって、検索してみたら、どうやら花王さんのグループ会社で花王プロフェッショナル・サービスさんの独自認証らしいです。
どういう清掃レベルの認証規格なのだろう?と調べてみたのですが、とりあえず詳しくは出ていなくて詳細はわかりません・・・。
富士急行線が駅のトイレをきれいにしたいということで、花王プロフェッショナル・サービスの協力を仰いでとりくんだ駅の清掃活動の一環のようです。
ビル管理において、トイレをきれいにするというのは基本中の基本なので、こういった取り組みはまずはマトを押さえていますね。
トイレ衛生改善活動は、効果的・効率的な清掃活動の実現をめざすと同時に、“きれい”を維持する仕組みを継続的にコーディネートする活動だそう。
具体的には、駅ごとによる清掃方法、効果的な洗浄剤の提案などのトイレ清掃方法の提案、トイレ清掃の指導・研修、定期的な清掃チェックを行なうというものみたいです。
こういった、建物全体の「きれい」を一括管理で請け負うBM、さらにはFM的手法はこれからのビルメンテナンス業界にとって必要な視点ではないでしょうか。これをさらにサブスクとかで提供したり。
もちろん、トータル管理においての費用対効果を計算するマネジメント力は必須です。
私はよく説明するのですが、顧客から褒められるのは簡単なのです。
もりそばのお代に対して、てんぷらそばを提供していればいいのです。多いのが低レベルなビルメンでよく聞くマンパワーによって乗り切るサービスです。
当然に、そんな過剰サービスの蕎麦屋はしばらくすれば店じまいです。店じまいしなくてよいとなれば、実は上の階のマンション家賃で生活できるビルオーナーとかで、1Fの蕎麦屋はオーナーの道楽だったりの場合。
もちろん、本業がビルメンテナンスの企業は、本業で利益を出さなければいけなくて、道楽でお客さまのありがとうを頂戴しているわけではないはずです。
ここのところをしっかりチェックしていない、物件ごとの損益管理ができていない中小零細のビルメン企業はとても多いのです。
少し今日の記事紹介の本題からずれてしまいましたが、大企業は独自認証規格でもPRできてしまうところが、うらやましい限りですね。
【参考サイト】富士急行、「トイレ衛生改善認証」を取得…花王グループ監修で清掃
駅のトイレはいつもきれいであってほしい—。山梨県内で富士急行線(大月駅~河口湖駅)を運営する富士急行は、花王グループにより清潔なトイレに与えられる「トイレ衛生改善認証」を取得した。富士急行が1日に発表した。
富士急行では、富士急行線の利用者に満足してもらえる衛生的かつ快適な施設づくりをめざし、花王プロフェッショナル・サービスと花王グループカスタマーマーケティング監修のもと、施設を清掃した。今回は利用の多い河口湖駅、富士急ハイランド駅、富士山駅、下吉田駅、都留文科大学前駅、谷村町駅の6駅での清掃活動を重点的に行ない、認証を取得した。
認証は、花王グループが推進する「トイレ衛生改善活動」に基づき、花王グループからトイレ清掃の「提案・指導・研修」を受け、定期的な清掃チェックを経て、効果的・効率的な清掃活動が継続的になされていると認められた、清潔なトイレに対して与えられるものだ。富士急行の認証取得は全国で3件目だ。
トイレ衛生改善活動は、効果的・効率的な清掃活動の実現をめざすと同時に、パートナー企業として“きれい”を維持する仕組みを継続的にコーディネートする活動だ。具体的には、駅ごとによる清掃方法、効果的な洗浄剤の提案などのトイレ清掃方法の提案、トイレ清掃の指導・研修、定期的な清掃チェックを行なう。