国内ビル管理市場規模は前年度比101.3%の4兆6,494億円と矢野経済研究所の予測が出ました。
ビル管理市場規模は、2020年度がコロナ禍で停滞したのを除いては、この5年間でも
毎年着実に上昇しています。
2018年度 : 3兆9,952億円
2019年度 : 4兆2,763億円
2020年度 : 4兆2,337億円
2021年度 : 4兆3,425億円
2022年度 : 4兆5,889億円
2022年度 建物使途別調査
住宅 : 1,773億円(建物使途別シェア3.9%、前年度比112.3%)
非住宅 : 4兆4,115億円(同96.1%、同105.4%)
非住宅の内訳
事務所ビル : 9,945億円(同21.7%、同105.1%)
店舗・商業施設 : 8,297億円(同18.1%、同105.2%)
医療・福祉施設 : 4,679億円(同10.2%、同106.5%)
工場・作業所 :4,283億円(同9.3%、同105.1%)
学校施設: 4,274億円(同9.3%、同103.4%)
人口は減ってきていても、ビル管理市場は伸びているわけです。我々ビルメンの提案能力がますます問われる時代になってきているということではないでしょうか。
【参考サイト】【矢野経済研究所プレスリリース】ビル管理市場に関する調査を実施(2023年)~2023年度の国内ビル管理市場規模を前年度比101.3%の4兆6,494億円と予測~
株式会社矢野経済研究所(代表取締役社長:水越孝)は、国内のビル管理市場を調査し、建物使途別や業務別の動向、参入企業の動向、将来展望を明らかにした。
1.市場概況
2022年度の国内ビル管理市場規模(元請金額ベース)は4兆5,889億円、前年度比105.7%となった。
コロナ禍で先送りされていた新規の案件が稼働したことや、前年度に続きビル管理関連の改修工事等の受注が多かったことが市場拡大の要因として挙げられる。