ビジネスマンであれば結果がすべてのはず。地元愛知経営者のヒーロー、カレーハウスCoCo壱番屋(ココイチ)の創業者、宗次徳二さんが語る経営のキモで、もちろんビルメン業界の方ではありませんが、どんな業界にも通ずるさすがの名経営者の至言は本当にストンと腑に落ちます。
孤児院で育った宗次さんは、今でも施設をボランティアで講演に廻っておられます。私の近所の養護施設にも来られたことがありました。
口先でお客様第一主義を言う経営者はゴマンといますが、自ら率先して背中で至誠を見せ続ける、現場主義の方はなかなかいないのでは?
趣味はクラシック音楽を聴くことだけ、仕事以外の友人を作らず、業界経営者会合にも出ず、経営一途、仕事一途で、プライベートのことは顧みず、超現場主義者で早朝から夜までお店に立ち続けた宗次さん。
ライバル社の研究もせず、時流にのせることもせず、経営コンサルタントなどにはもちろん一切頼らず、ひたすらお客さんの声にだけ耳を傾け続けた希代の経営者は成功して当たり前だったのでしょう。
大きな成功のヒントはすべて自分のお店、自分の目の前のお客さん、現場にあったのです。その声を真摯に集めて聞き続ける宗次さんの姿勢に成功の秘訣があったことがわかります。
早々にリタイアして、持ち株も全部手放し、宗次ホールを造って、現在は大好きなクラシック音楽家の支援を続けてみえます。
記事のすべてが参考になります。もちろん異業界のビルメンマンにもすべて。
経営の奥義は口先でも見せかけでもない、経営者の現場に対する姿勢にあること、ビルメンにも、もちろん大変役にたつエッセンスを語ってくれています。
こういう記事を読んでいると、自分の目指している方向が間違っていなかったのだと、とても勇気づけられます。
想いが強すぎるコメントになりましたが、とても語りつくせません。
週末なので、直接ビルメンに関係ない記事を選んでしまいましたが、ビルメン経営、現場管理にも通じるところが満載なのでぜひチェックされてみてください。必ず良い気づきがありますよー。
【参考サイト】心の底から頭を下げて 「ありがとうございました」を言い続けるのが 経営トップの仕事
時代や環境変化の荒波を乗り越え、永続する強い会社を築くためには、どうすればいいのか? 会社を良くするのも、ダメにするのも、それは経営トップのあり方にかかっている――。
前著『戦略参謀の仕事』で経営トップへの登竜門として参謀役になることを説いた事業再生請負人が、初めて経営トップに向けて書いた骨太の経営論『経営トップの仕事』(稲田将人著)がダイヤモンド社から発売。好評につき発売6日で大増刷が決定! 日本経済新聞の書評欄(3月27日付)でも紹介され大反響! 今回からは、特別編として4回にわたり対談形式でお届けする。対談のゲストは、カレーハウスCoCo壱番屋(ココイチ)の創業者、宗次徳二氏だ。宗次氏は「接客サービスをおろそかにして売上を追求しても、意味がない」と語る。その真意とは?