コロナ禍において、除菌消毒はメジャーになりました。
事務所内や店舗内など小規模にあたる屋内ではよいのですが、劇場やコンサートホール、大規模な屋内施設では対応が大変だったと思います。
そんな人の手を介するのが困難な大空間向けの除菌システムということで、今回の紹介記事です。
ビルメンポストでは、前にも映画館で採用される似たようなシステムを紹介させていただきましたが、これも空調機にとりつけてクロラス酸水を噴霧するというものです。
そこでクロラス酸水って??となるわけで、今まで私たちは色々な消毒、除菌水、アルコールについて触れてきましたが、私も不勉強ながらこれは初聞でした。
どうやら次亜塩素酸水やアルコールよりもいろんなウィルス、細菌に万能で、更に汚れた箇所にも効果を発揮するようです。既に食品添加物に承認されており、また、目や皮膚に対する刺激性が無く、安全で、誰もが安心して使えることが特長のようです。
これをエアロゾル状にしたものを空調設備で広い空間に噴霧することで大空間全体を除菌できるというもので、何回も書きますが、こういう人の手を煩わさないシステムがアフターコロナの時代に残っていくと思います。
【参考サイト】大空間向け除菌システムの実証実験をZepp Hanedaで実施
新型コロナウイルス感染が再拡大する中、ホールや劇場、商業施設やオフィスビルなどの大空間における感染対策としては換気が有効とされていますが、換気に加えてさらなる感染の予防策に対するニーズが高まっています。空間除菌、東洋熱工業、新晃工業、NSFエンゲージメントの4社は、大空間における安全・安心な室内環境の提供を目指し、空調設備向け除菌システム(以下、本システム)を新たに開発。3,000人規模のコンサートホール「Zepp Haneda(Tokyo)」で2020年9月より実証実験を複数回にわたって実施し、有効性を確認しました。