ウシオ電機と東芝ライテックは、紫外線除菌・ウイルス抑制装置の共同開発、車載用・鉄道車両用・一般照明向け器具の商品化に向けて業務提携した。
紫外線は新型コロナウイルスなどのウイルスや細菌のDNA/RNAを直接破壊して、不活化・殺菌できるが、医療現場などで殺菌に用いられている紫外線の波長は254nm(ナノメートル)で人の皮膚や目に有害なため、無人の状況でしか使えない難点があった。
人の皮膚や目に安全な222nm紫外線技術の開発を進めてきたウシオ電機は、有人環境下で使用できるウイルス不活化・殺菌技術「Care222」を確立。照明事業130年の歴史を持つ東芝ライテックと業務提携することで、「人がいる環境でウイルスを抑制・除菌できる照明」という新しいコンセプトの商品やサービスを提供できるようになる。
【参考サイト】東芝ライテック、「ウイルス抑制・除菌機能を備えた照明」の2021年1月発売を目指す
【参考サイト】Care222とは?(ウシオグループ)
【参考サイト】新型コロナ不活化を実証、222nm紫外線30秒照射で99.7%(日経クロステック)
現段階でのオフィス・学校等の建物の除菌消毒方法はアルコールスプレーでの噴霧や過酸化水素水での拭き取りなど人の手を介するのがメインですが、近い将来はこういうのがスタンダードになる可能性が高いです。
今までの紫外線254nmはウィルスの殺菌に効果ありですが、人体に影響があるのが難点でした。今回のウシオ電機さんの「紫外線222nm」技術では、コロナウイルスに対しては有効で人体に影響のある紫外線は照射しない技術、人のいる環境でも紫外線を使ってウィルスを殺菌できるそうです。
除菌・抗菌じゃなくて殺菌なので100%死滅させられるところが画期的な技術です。222nm紫外線を30秒照射で99.7%新型コロナウイルスを不活化できるそうです。
また導入も比較的ハードルが低く従来の照明を替えればいいんですから、楽ですよね。普段の手入れが格段に楽です!
紫外線照射照明等、こういうのが、ウィズコロナの時代に最終的に残るシステムだと思います。
後は、費用対効果の問題だけで、量産すればコストが下がってくるので早く普及価格帯になって気軽に変えるようになって欲しいです。