中国のビルメンロボットメーカーはすでにマリオットやヒルトンなど世界に冠するホテルと提携しているのだそうです。恐るべしですね。ブランドホテルで中国製ビルメンロボットが活躍している景色をもうすぐ見られるんでしょうか。
今回のロボットも人のスタッフと協働作業をしていくタイプのようで、アームのアタッチメントを人が取り換えてより細かい便器清掃や壁の清掃もするみたいです。
人と共に働いて業務効率を上げてくれるタイプのロボットですね。
そして驚くのが3D図面として建物の構造を認識し、データ収集していくというところです。日本で現在普及している清掃ロボットはみんな平面でのマッピング機能によるものだけのはず。3Dデータをロボットが大量に収集して、それをAIが認識活用していく流れを作っていくようです。
うーん、やっぱりまだ中国の方がビルメンロボットにおいては進んでいますね。ロボット技術は日本が世界に先行していると思っていたのですがいつの間に?
【参考サイト】業務用清掃ロボット、3D地図も導入で世界のホテルで活躍 中国「景吾智能」が資金調達
清掃など業務用ロボットを開発する「景吾智能(Jingwu Robotics)」が中海資本(Sino Pacific Capital)の主導するシリーズA+で数千万元(数億円〜十数億円)を調達することが決まった。調達した資金は業務用清掃ロボットの製品ラインナップのアップグレードや、海外での事業エリア拡大の推進に充てる。
景吾智能は某上場企業のロボット事業部に勤め、ロボット開発で17年のキャリアを持つメンバーらによって2019年に設立された。配送サービスロボットと清掃ロボットを手がけている。
中国の調査機関・前瞻産業研究院(Qianzhan Industry Research Institute)のレポートによると、中国の業務用清掃ロボット市場は2019年に約3億8000万元(約75億円)に達し、25年には30億元(約590億円)にまで拡大すると予想される。