警備員が事故をおこすことも当然にあるわけです。自分が事故にまきこまれたり、誘導中の不注意で事故をひきおこしてしまったり。
警備員という性質上、事故が大事になることも多いわけで余計に普段のとりくみが重視されますし大切になります。
東京で労働局から警備業協会へ労働災害の防止を徹底するよう指導が入ったみたいですね。こういう事がおこるとすぐにチェックリストとかリスクアセスメントとかの対策がなされること多いのですが、結局そういうものもだんだんとマンネリ化していって効果薄くなってくるわけです。
警備業法で月一の現場教育が義務化されていることも、その教育内容にもよりますが意味があることだということがわかります。どのように自分事として業務員全員が参加できる場をつくれるか? 現場を熟知して、事前に危険予知して、みんなに周知徹底できる現場の優秀なベテランマネージャーの存在がかかせないのです。
そしてこれは警備業に関わらず、すべてのビルメンテナンスに関わる人間に共通する話だと思います。
【参考サイト】車両誘導中の接触災害に注意 都警備業協会へ対策を要請 東京労働局
東京労働局(辻田博局長)は12月14日、警備員の労働災害防止を徹底するよう(一社)東京都警備業協会に要請した。建設工事現場などで誘導中の車両にひかれる事案が散見されるとして、安全な作業計画や車両との接触防止対策の徹底、安全教育の実施などを求めている。管内で昨年発生した警備業の労働災害は304人(11月末速報値)で、前年同期に比べて増加。昨年10月には、建設現場のゲート前で後退してきたトラックに誘導員がひかれる死亡災害も発生している。同労働局によると、単独での車両誘導作業中にバックしてきた車両にひかれる事案が多いという。令和に入ってから工事現場で8件の死亡災害が起こっており、車両との接触防止対策や警備員に対する安全教育の強化、建設現場で施工管理を行う元請事業場との連携が必要不可欠としている。