空き家の管理は大変!空き家の管理サービスに頼むほどコストを掛けたくないという方は多いのではないでしょうか。
空き家管理サービスを利用するとどうしてもコストが掛かってしまいます。空き家管理サービスの相場は月額5,000-10,000円程度と言われています。
今回、空き家管理業者に頼まず自分で市販されているIOT機器を活用して空き家を遠隔監視・遠隔管理をして空き家維持方法を解説。また空き家時のトラブルや建物の劣化を防ぐ方法もまとめました。
空き家管理・屋外編
外回りは防犯や災害上とても重要です。庭付きの空き家は庭に植えている植木の手入れだけで大変です。また側溝の水のつまり等による水害等のリスクもありますし泥棒等の防犯対策も必要です。
人の出入りが無いことを周囲に知られると、不法投棄の的になってしまうこともあります。
あらかじめ植木の剪定伐採をしておく
庭に植えている植木は空き家になると伸び放題で近隣の迷惑になるリスクが一番高いです。植木の剪定・伐採はあらかじめしておくことが大事です。
樹木によっては成長が早いのと季節によって枯れ葉や落ち葉がすごいものは思い切って伐採してしまうのも大事です。
雑草が生えないように防草シートを敷いておく
植木の同様に問題なのは雑草です。こちらもあらかじめに防草シートを敷いておくをおすすめします。100円ショップのものではなく、耐久性の高い数年以上もつ、透水性高い防草シートをおすすめします。
外回りにおいているものはあらかじめ片付けておく
防犯上、庭やテラスやベランダ等においているものは全部片付けておくことが重要です。放火の恐れや自転車をおいていただけでも盗難の恐れがあったりします。
郵便物転送依頼とポストの投函口はガムテームで塞がずにDMお断りシールを張っておく
空き家でポストの投函口にガムテープを貼っている空き家がありますが、防犯上空き家ですと公開しているのと同じなのであまり良くありません。
ガムテープで塞がずにDMお断りステッカーを張っておくだけでも効果は違います。また郵便物転送依頼は必ずしておきましょう。
排水溝のつまりを確認・雨樋にはネットを張っておく
意外に見落としがちなのが雨樋です。雨樋が落ち葉等詰まってしまい、壁や屋根に水が溜まってしまい、室内への水漏れやそこから腐ってしまう場合があり、老朽化の原因の一つです。
必ず雨樋には落ち葉防止用のネットを張っておくことをおすすめします。雨樋と同様に排水溝も確認しておいたほうがいいでしょう。特にバルコニーの排水溝が詰まっていたりするとバルコニー自体がプール状態になり、室内に浸水する可能性もあるからです。
人感センサーやソーラー充電可能なネット接続可能な防犯カメラを設置
屋外へ防犯カメラを設置おくことをおすすめします。防犯カメラでもインターネット経由で遠隔地から閲覧可能なネット接続可能な防犯カメラになります。
防犯カメラは数万円等決してリーズナブルではなかったですが、最近では低価格帯の防犯カメラも出ています。
YESKAMOの防犯カメラは1万円台でスマホ対応でスマホから閲覧可能なのと通常の防犯カメラの場合コンセント電源が必要ですが、YESKAMOはソーラー充電可能な防犯カメラなので設置場所がコンセント電源がないところでも設置できます。
空き家管理・屋内・室内編
室内はなるべく片付けておく
室内も屋外同様、なるべく不要なものは片付けておくことをおすすめします。それだけ風通しが良くなり、掃除がしやすくなります。特に経年劣化しやすいものは放置せずに片付けておいたほうがいいでしょう。
悪臭を防ぐため排水口を塞いでおく
給排水管から発する悪臭や劣化を防ぐために自宅の排水口を塞いでおくことも大事です。
寒冷地の空家の場合は配管の水抜きをしておく
寒冷地の空き家やまたは冬の空き家対策として配管の「水抜き」をしておくこともおすすめします。水抜きとは元栓を閉めて水道管を開いて配管の中の水を出しきっておくことです。そうすることにより水道管の凍結防止や破裂防止を防ぐことができます。
畳下面に防湿シートを張っておく
畳部屋がある場合、畳下面に防湿シートを張っておくと、畳のカビを防げます。
直射日光に当たらないようにしておく
直射日光が当たるところは紫外線の影響が大きいので、劣化をすすめることになります。貴重品等はなるべく直射日光を当たらない場所に保管しておくことをおすすめします。
もし直射日光が当たらない保管場所がない・移動が難しい場合、窓にUVカットフィルムを張っておくと紫外線の影響を減らすこともできます。
また窓ガラスにフィルムを貼ることにより、台風時の窓ガラスの破損も防げるメリットがあります。
遠隔操作が可能なスマート家電を活用
UPSを設置して停電・瞬電対策をしておく
空き家の場合、停電や瞬断(瞬間的に停電)が行った場合、通信が途切れたり、動かしている家電がリセットされる場合があります。特にスマート家電を活用して遠隔操作している場合、ルーター等のネットワーク機器が切断されて設定等、リセットされる場合も想定されます。
そうしたことを防ぐためにUPSを設置しておくことをおすすめします。ネットワーク・ルータ機器類だけであればサーバー用途ではなく、家庭用UPSで十分です。
正弦波出力のを選びましょう。ちなみにUPSは瞬電等対応なので家庭用冷蔵庫のバックアップ電源としては利用できません。
■APC RS 550 BR550S-JP Eの製品詳細はこちら>>
タイマー設定で換気扇を回す
24時間365日換気扇を回しても特に問題はありませんが、タイマー設定コンセントやスマート家電を活用することにより、指定時間帯だけ換気扇を回したり、遠隔操作で換気扇を回すこともできます。
コンセントタイプの換気扇の場合は「24時間 プログラムタイマー付きコンセント」を利用して指定時間に換気扇を動作させるといいでしょう。スイッチタイプの換気扇の場合は「SwitchBOT」を活用すると遠隔から換気扇を操作できます。
■リーベックス(Revex) コンセント タイマー スイッチ式 24時間 プログラムタイマーの製品詳細はこちら>>
■SwitchBot スイッチボット スイッチの製品詳細はこちら>>
ルンバで指定日時で自動掃除可能だがトラブルの可能性も高い
空き家の掃除でルンバで指定された曜日や時間帯で自動掃除可能は可能ですが、途中でエラーになったり、物が倒れたり等のトラブルのもとにもなるので注意が必要です。
例えば空き家訪問時の前日に遠隔操作でルンバを動かして掃除をさせておくという使い方のほうがいいでしょう。
固定回線を引かずに4G/5G据え置きタイプホームルーターを活用
もしスマート家電等で空き家を遠隔管理や遠隔操作をしたい場合、通信回線は必要になります。ただ空き家に光回線を設置するとどうしても毎月のコストが高くなってしまいます。
そうした場合、回線を引かずに利用できる4G・5Gホームルーター(据え置きタイプ)を活用するといいでしょう。4G・5Gホームルーターは電波を受信してネットを利用することができるので回線を引く必要(工事不要)ありません。
デメリットしては回線に比べて不安定感は否めないのと、通信を大容量を利用すると帯域制限を受ける場合がありますが、スマート家電の操作管理レベルであれば動画を閲覧するわけではないのでそれほど通信容量は必要ないでしょう。
ホームルーターには通信キャリアが提供しているタイプとSIMフリーのタイプのがあり、例えばIOデータ社のWN-CS300FRのようにSIMフリータイプのはMVNO業者のSIMカードが対応していれば利用可能です。
室内にもネットワークカメラを設置して遠隔監視
空き家の防犯の面や室内の状況を確認したい人も多いでしょう。そうした場合、WI-FI対応のネットワークカメラをおすすめします。最近では高解像度で5000円以下で購入可能です。
TP-Link ネットワークWi-FiカメラはフルHDで高解像度・暗視機能で夜間撮影も対応・動作検知機能・相互音声会話・SD録画・パン・チルト機能等搭載で5000円以下で販売されています。
動作検知を設定すれば、検知され次第スマホ通知も可能も可能です。
■TP-Link ネットワークWi-Fiカメラの製品詳細はこちら>>
各部屋に温度センサー・空気室センサー・騒音・照度センサーを設置して常時監視可能に
SwitchBot以外にもスマート家電・スマートリモコンはあります。スマート家電には温度計測や空気室計測・騒音計測・照度計測等が可能な商品があるのでそれぞれ用途に応じてスマートリモコンを購入するといいでしょう。
例えば照度センサーの場合、照度によって照明の付いてるかどうかを判断することが可能です。
■ラトックシステム スマート家電リモコン(家電遠隔操作・温度・湿度・照度計測)の製品詳細はこちら>>
■【レビュー】外出先で自宅室内の温湿度をスマホで遠隔監視「Elgato Eve degree/SwitchBotデジタル温湿度計」(e-website.org)
空き家の電力会社の見直し「楽天でんき」は基本料金「0円」
通常の電気料金は基本料金+従量料金の二階建てになっており、電気を使っていなくても基本料金は払う必要があります。空家の場合、誰もいなくて電気を使っていなくても電力会社と契約していれば基本料金はずっと払い続ける必要があり無駄なコストが発生します。
とはいえたまに空き家を訪問した場合に電気を使いたいという方には楽天でんきをおすすめします。楽天でんきの場合は基本料金部分が0円なので使っていない場合はコストが掛かりません。ちなみに楽天でんきだと電気使用量200円につき楽天スーパーポイントが1ポイント貯まります。
またNature Remo E Liteを設置すると電力消費量をスマホでリアルタイムに遠隔監視が可能です。
■【レビュー】Nature Remo E Lite 自宅の電力消費量をスマホでリアルタイムに遠隔監視(e-website.org)
スマート家電「SwitchBotシリーズ」は空き家管理におすすめ
SwitchBot スイッチボットシリーズはSwitchBot HUBを購入して、別途、色々なアクセサリーを購入することにより、遠隔地から監視・計測・家電コントロールすることができます。
例えばSwitchBotボットによる各種ボタン・スイッチの遠隔地でのオンオフ・SwitchBotプラグによるコンセントの遠隔地でのオンオフ・SwitchBot開閉センサー・SwitchBot人感センサーによる防犯対策・SwitchBotスマート電球による照明の遠隔操作が可能です。