ビルマネジメント大手のビケンテクノ(大阪府吹田市)は、エアコンの設置工事やメンテナンスを手掛けるシンガポールのリオン・ハム・エンジニアリングを買収する。同国での事業強化を図るのが狙い。シンガポールで事業買収を行うのは今回が3件目となる。
シンガポール現地法人がリオン・ハム・エンジニアリングの全株式を取得する契約を、9月30日付で締結した。取得額は非公表。取引の完了は来年8月末を予定している。
ビケンテクノは2011年に現地法人シンガポール・ビケンを設立。工業団地の管理人業務などファシリティーマネジメント・サービスを手掛けている。
15年に日系のエアコン整備会社から事業譲渡を受けたほか、今年に入りプールのメンテナンスを手掛ける現地企業を傘下に収めた。管理人業務に加え、日本本社の本業であるメンテナンス事業をシンガポールでも強化する方針だ。メンテナンス事業では個人邸宅が主要なカバー領域で、これまでに取得した事業による相乗効果を期待している。
ビケンテクノの担当者はNNAの取材に対し、「今年に入り2社を傘下に収めた。しばらくは足元の事業基盤を整えることに注力したい」と述べた。
ビケンテクノはシンガポールのほか、ベトナムに1社、フィリピンに2社の関連会社を置いている。
たまにちらほら見ることありましたが、大手のビケンテクノさんがシンガポールのビルメンを買収だそうです。 シンガポール・ビケンさんてのを作られてみえたんですね。ビケンテクノさんはシンガポールのほかにもベトナム、フィリピンにも関連会社を作ってみえるとか。 日本は過当競争ですかね。 大手さんはいち早く海外進出してブルーオーシャン、先行者利益狙いでしょうか。 日本もこれからビルメン大きく変わっていくはずですが、両面戦略をとっていけるところがさすが大手さんです。うらやまし。