ISO(国際標準化機構)におけるロボットの安全規格を検討する技術委員会において、ISO/TC 299なるサービスロボットのマネジメントシステムについての基準策定を検討しているみたいですね。
サービスロボットの安全運用においての国際標準化戦略を決めていこうとしているようです。ちょっと細かいですが資料載せます。
ロボット工学は数十年にわたり製造業の中核を成しており、今日では数百万ユーロ規模の産業となっています。統計が明らかにしているように、ロボット産業は爆発的な成長を続けています。1970 年代に最初の産業用ロボットが導入されて以来、この分野は継続的に新しい市場に拡大し、新しい用途を開発してきました。今日、ロボティクスはもはや製造のみを対象としたテクノロジーではなく、さまざまなエンド ユーザーにさまざまなサービスが提供される、より広範囲のアプリケーションやドメインにも対応できるように進化しています。
ISO/TC 299 は、革新的なロボット製品の市場投入を可能にするために、産業用ロボットとサービス ロボットの安全性に関する高品質基準を開発することを目標としています。さらに、ISO/TC 299 には、用語、性能測定、モジュール性などの分野で標準を導入することにより、ロボット市場の成長を促進するという目標があります。ISO/TC 299 の範囲には、「玩具および軍事用途を除くロボット工学分野の標準化」と記載されています。
この標準は、世界的な組織や個人に、可能な限り最善の方法でロボットを実装する方法に関するガイダンスを提供します。標準化されたインターフェイスとパフォーマンス基準を提供するだけでなく、適切な安全な設置を保証する方法に関する明確なベスト プラクティスを提供することにより、ロボットへの投資に価値が追加されます。