アスクルさんが文房具の流通に留まらず、事業所オフィスの清掃にも参入されるそうです。
ハウスクリーニングのイメージ強いユアマイスターさんと組んでオフィスビルの清掃に関わるみたいですね。
知名度の高いアスクルさんの事業所清掃サービスということでインパクトあります。
ユアマイスターさんとしてもハウス専門から規模の大きい事業所清掃への参入をはかりたいということでしょう。
「清掃にかかる経費を削減したい」といった潜在ニーズに応えるためのサービスと記事にありますが、このあたりは疑問ですねー。
あくまで人が動く清掃ということであれば、作業者の人工賃はどこが絡んでもさほど変わるものではありません。ベテラン作業者と素人では差がつくことあるでしょうが、素人にお願いしたい依頼先はまずないでしょう。つまり作業者の人工賃というのはだいたい横並び。
そこで劇的にコストを下げるということであれば、作業者と直で取引することが最適なのであって、ユアマイスターさんなり、アスクルさんが間に入れば当然に中抜きしなければならないわけなので、従来のビルメン企業と構図としては同じことでしょう。
従来のビルメンに不満があるオーナーさんが委託金額の参考にしたいということのニーズであれば引きはもちろんあるでしょうが。
基本的には、きちんと仕事してくれる業者であれば慣れたところに継続でお願いしたいのがほとんどの元請さんの要望であるはずなので、既存ビルメンとしては、しっかり作業できているところであれば何も脅威にはならないでしょう。
ビルオーナーさんとしてもいろんな選択が広がることは良いことですし、既存のビルメン業界としても、世間認知含めて裾野が広がることはいいことじゃないでしょうか。
切磋琢磨いいことです。
【参考サイト】アスクル、事業所向けに「清掃依頼サービス」の取り扱いを開始
アスクル株式会社は、事業所向け(BtoB)通販サービス「ASKUL」において、全国エリアを対象にユアマイスター株式会社が提供する「清掃依頼サービス」の取り扱いを開始します。
本サービスは、ASKULサービスをご利用のお客様であればASKULサイト上で約70項目あるユアマイスターの清掃メニューの中から清掃サービスを申し込めるものです。利用者は、見積りなしで簡単に注文できる「定額メニュー」と、ユアマイスター担当者が要望をヒアリングのうえ最適なプランを提案する「お見積りメニュー」の2パターンからニーズに合わせて選ぶことができます。いずれも、清掃業者とのやり取りが不要で料金が明確、スポット利用が可能なため、必要な時に必要なだけ、通常の備品購入と一緒に申し込みが可能です。