【ビルメンの課題】「くさいくさい」清掃員への“差別”と“侮辱”のリアル

私はかつて、清掃員さんはギャラが高い仕事だと思っていました。

3Kで人のやりたがらない仕事をしている人は当然にギャラがいいと思っていたわけです。

もちろん、大きな勘違いでした。そしてこれは日本に限らず世界的にも底辺産業とみなされていることの多い業界だということもわかりました。

今回の紹介記事にも、清掃員が老若男女に関わらずひどい言葉を投げかけられている事例がたくさんです。

昨今はエッセンシャルワーカーなんて言われたりしてもいますが、世間の意識はさして変わってきていることはないでしょう。

なくてなならない仕事ですが、こういう差別的な見られ方を業界的に変えるためのアクションは起こせないのでしょうか?

私は十分に可能だと思っています。何も業界あげて声高にアピールしたり、政治家に陳情したりなんてめんどくさいことしなくてもいいはずです。

「賃金上げればいいんです」

それができないから難しいんじゃないか?? ホントでしょうか?? 絶対にそんなことはないと断言します。現場最前線に居る人間の一人として。

ただ工夫、知恵を絞っていないだけ。長年の慣習に甘んじているだけ。そもそも考えもしていないだけ。そんな志もない。現場清掃員なんて駒としか思っていない。

これも、長年言い続けていますが、「社員を幸せにすれば、業績は必ずついてくるのです」。

やりようは必ずあるので、あきらめずに世間から羨ましがられるビルメン業界になってほしいと思いますね。

私もそのためのお手伝いをしていきます。

【参考サイト】「だまって もってけ 糞ゴミ屋」いまだ根強く残る“清掃業従事者”に対する“差別”“侮辱”のリアル

新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐべく、政府から発令された緊急事態宣言。以降、巣ごもり生活をする人が増加し、その結果、大量の家庭ごみが日々排出されるようになった。そうした状況もあり、エッセンシャル・ワーカーと称されるごみ収集に従事する人々への関心も一時集まった。しかし、かつては清掃事業者には心無い言葉が投げかけられることも決して珍しくなかったという。

 ここでは、大東文化大学法学部准教授の藤井誠一郎氏による『 ごみ収集とまちづくり 清掃の現場から考える地方自治 』(朝日新聞出版)の一部を抜粋。清掃従事者が実際に浴びせられてきた言葉を紹介する。

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