こちらの新しいのが、新築物件でカーボンマイナス、ゼブの建物を作ったのではなく、既存物件をリニューアルしているってとこなんです。
まったく新しい建物でZEB対応しているってことなら、まあ、あるわけですが、改装でゼブ、カーボンマイナスを達成しているところが今後の広がりを感じさせてくれます。
戸田建設でも、建設工事によるCO2排出量を2050年までに1990年比で80%削減する目標を掲げてみえるそうです。
もちろん、素晴らしい目標だと思うのですが、ここが日本的で現在の基準から目標が決められていそうな感じがしてしまうんですよね。それこそGAFA、またはテスラのような企業であれば、きっともっと早期の100%削減、もしくはまったく違う発想視点からマイナスカーボン目標立ててきそう。
それでもこちらの戸田建設さんのもCO2収支をマイナスとする(排出量より削減効果のほうが大きい)わけですし、既存建物の改修もしていけそうな、次代のFMの新しい環境整備技術をたくさんもりこんでいます。
ビルメンテナンスもこういった新しい技術サービスに対応していきながら、発展していかなければならないわけで、今後の広がりを十分に感じさせてもらえるニュースでした。
【参考サイト】戸田建設の環境技術実証棟がカーボンマイナス棟へ改修、CO2収支をマイナスへ
戸田建設は、2017年6月に竣工した筑波技術研究所内の環境技術実証棟をカーボンマイナス棟へと改修する。施設のライフサイクルでCO2排出量に対し、太陽光発電や地中熱利用、吸収ができる緑化や内外装材の導入などで削減効果が上回り、収支マイナスとなるカーボンマイナスを目指す。
茨城県つくば市の筑波技術研究所内での環境技術実証棟で、ZEBの実現に向けた所期の実証作業を終えたことを機に、「(仮称)カーボンマイナス棟」としてリニューアルを行い、省エネルギーに加えてCO2排出量の削減に向けた新たな取り組みをスタートさせたことを明らかにした。カーボンマイナス棟は、2016年に始動した筑波技術研究所の新整備計画の一環で、2021月5月に竣工し、同年7月に運用を開始する。