3.なぜムダや非効率が放置されているのか
ひと言で言えば、会社の「風土・体質」の問題です。
効率化の意識が根付いていない。また、おかしいなと思ってもオープンにしづらいなどといった職場
では、当然ムダや非効率は放置されることになります。
ひどい場合は、ムダをあえて放置することで自分のポジションを確保している人がいるなど、根が
深くなっているケースもあります。
こういった望ましくない「風土・体質」を変えない限り、ムダと非効率はなくなりません。
今の「風土・体質」に問題があるとすれば、それは経営者や管理者、リーダーの責任として、自覚
することが必要です。
そして、会社にムダと非効率が蔓延している主な理由は、だいたい次の3つのどれかです。
①経営者、管理層が、ムダに気が付いていない
②経営者、管理層が、ムダに気が付いているのに、やり方を変えることへの不安や従業員からの抵抗を怖れて、踏み切れない。
③経営者、管理層が、ムダに気が付いているのに、それを変える方法、変える手順がわからない。
経営者や管理者、リーダーがこの状態を脱しなければ、いつまで経っても、会社の「風土・体質」は変わらないのです。そして、まず自分からはできません。出来ないから現状の低空飛行が続いているわけです。 成功体験豊富な実務家、実践家の援助を頼るほうが近道でしょう。