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人事労務管理の要諦とは
人事労務管理の目的は、一言で言ってしまえば経営資源の中の「人材資源の有効な活用」でしょう。企業の最大の目標とは何でしょうか? 「社会が必要とする役割を人の集団が力を合わせて果たすこと」ではないでしょうか。 そしてその目標が果たされているかどうかは、しかるべき収益を上げているか否かで証明されます。
収益は社員である「ひと」が上げます。 昨今話題のAIや人工知能、機械や設備が独りで出すものでは決してありません。AIを使うのも結局は人です。
「企業は人なり」と言います。企業活動に必要な資金を生むのは、配分するのは「ひと」であるという再認識が必要です。
企業にとっても、そこに働く人にとっても良いことは何か、どうすべきなのか? お互いに前向きな関心を持ち合って、そのことを考える土壌がほしい。
その土壌があれば、顧客・社会に対する真摯な姿勢が育ち、「やる気」・「働きがい」が個々の社員にも醸成され、ひいては経営も安定、発展していきます。 このことこそが、人事労務管理の要諦です。