鹿島建設(鹿島)と鹿島建物総合管理(鹿島建物)は12月4日、日本マイクロソフトと連携し、建物管理プラットフォームである「鹿島スマートBM」(Kajima Smart Building Management)を開発、サービスの提供を開始した。既に累計約60件を国内の既存建物に適用済みといい、2019年度中の累計100件の本格適用を目標に、さらなる展開を進めていくとしている。
新サービスは、空調や照明などの稼働状況、温度や照度などの室内環境、エネルギー消費量など、建物に関するデータを、IoTを利用してマイクロソフトのクラウドプラットフォームであるMicrosoft Azureに蓄積し、同プラットフォーム上でAI(人工知能)を用いて分析することで、設備の最適調整や省エネルギー支援によるランニングコストの削減、機器の異常や故障の早期把握などを実現する。
最近この手の大手さんによる、IoT建物管理サービスの紹介が増えています。それだけコスト削減や効率性アップ、生産性アップに繋がりやすいのでしょう。ビルメンやっていても感覚的にこういった設備がらみはAIやIoTととても親和性が高いと確かに感じます。まだ全国でも1%にもみたない大規模なビルやマンション管理用に感じますが、そう遠くない間に多くの建物管理に使えるサービスが普及していくのでしょうね。イノベーションの芽はたくさんあって、建物管理業界にとってもわくわくしてくる話題が次々出てきます。乗り遅れないようについていきたいところですね。