以前から空き家の増加が社会問題となっています。賃貸用の物件で入居者が見つからない場合の空室も問題になっていますが、誰も住んでいないという意味での空き家が相当あるのです。
中には、管理者、所有者と連絡が取れないまま放置され、倒壊や火災の恐れがあるもの(特定空き家)も見られます。特定空き家は、行政による取壊しが可能となりましたが、多額の費用負担が生じる話でもあり、現実的にはそこまでの対応がとられるケースはまだ多くありません。数もそれほど多くはないでしょう。
それよりも「特定空き家」予備軍とも言っていい空き家が相当多数控えていると考えられます。
たとえば実家を相続したものの老朽化がひどく、自ら使うことも、貸すこともできないといった物件が数多くあるのです。所有者としても、空き家といえども、家屋が存在していれば、居住用物件としての固定資産税の減免(6分の1程度)が受けられるのですが、取壊してしまうと更地となり、固定資産税が上がるというデメリットが生じてしまいます。
取壊し費用そのものの負担も小さくなく、どうしても放置してしまうことになります。少子高齢化と都心集中の社会構造においては、今後しっかり取り組まなければならないテーマと言えるでしょう。
1つの有効なアイデアだと思うんですけれどどうでしょうか。「リースホールド住宅」なるもので、説明はサイトにありますので読んでいただくとして、少子高齢化と都心集中の社会構造においては、まったなしで取り組まなければならないテーマのはず。いつも言っていますとおり、行政の関与が必要なのですが、アイデアとして参考になると思います。
選択肢に入れてほしい。