自動運転のなかで、実用化が最も速く進んでいるシーンの一つが、都市部の清掃車両だ。「揚州零炭環保科技有限公司」(以下「揚州零炭」)は2018年1月に設立され、同社の主な製品は「掃地僧」という自動運転清掃車だ。クライアントに清掃会社、施設管理会社、政府機関などがある。
同社の創業者兼CEO陳碩氏は、人間を煩雑な単純労働から解放することがAIの価値だと考えている。現在全世界で約5億人が清掃業務に従事しており、中国の場合、地方の中小都市でも、年間の清掃サービスの売り上げは2億元(約30億円)に上る。このような都市が3000ほどあるため、市場規模は6000億元(約9兆円)と巨大だ。
清掃、警備、設備分野のAIロボットをいくつも紹介させていただきましたが、中国さすがの記事です。最近中国のコンビニなどは顔認証で支払いOKだそうで、究極の個人情報の取り扱いをめぐって日本はもとより、欧米各国との摩擦や懸念がますます増えてきそうですが、さすが全体主義の国は、清掃分野のロボット開発も最近日本で紹介されているロボットより高性能に見えます。 AIアルゴリズムとか言われてもちんぷんかんぷんですが、簡単に市街地での試用が可能なお国柄なので、開発スピードも速いのでしょうね。 日本も抜かされていますね。大丈夫でしょうか。