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【韓国の清掃ロボット事情】「ロボット美化員が出勤しました」…韓国

韓国の清掃ロボット事情。日本と使われ方は似ていますね。かわいい外観は日本でも受け入れられそう。とくにショッピングモールなんかで。

【参考サイト】「ロボット美化員が出勤しました」…韓国・複合ショッピングモールが“清掃ロボットインターン”

【07月02日 KOREA WAVE】韓国で最近オープンした複合ショッピングモール「コネクト現代清州店」には、「ロボット美化員」が出勤した。同店舗は人工知能(AI)清掃ロボット「Wheelie J40」を2台、“美化員”の職として配置した。ロボットは「インターン社員」として勤務し、業績評価の後に正社員への転換可否が検討される。

これは国内商業施設として初めてAI清掃ロボットの人事制度を導入した事例である。繰り返しの清掃はロボットが担当し、繊細な空間は人が担当する協業型の運営モデルも同時に適用された。

AI清掃ロボット「Wheelie J40」は、1階と3階の主要な顧客動線を自律走行し、反復清掃を担う。高感度センサーを通じて床の汚れ具合をリアルタイムで認識し、清掃の強度および頻度を自動で調整する。

また、水の補充、排水、モップの洗浄および乾燥など、清掃の全過程が無人で処理されるため、夜間でも均一な品質を維持することが可能だ。ロボットは定められたスケジュールに従って勤務し、すべての清掃結果は日次レポートシステムを通じてデータ化される。

運営会社は▽清掃範囲▽清潔維持率▽レポートの精度▽協業効率性――など10項目を基準に定量評価をし、1カ月のインターン期間終了後に正社員転換の可否を決定する。

人とロボットの業務は分離される。Wheelieは広範囲かつ反復的な清掃と夜間の無人時間帯の勤務を担当し、既存の美化スタッフはトイレや階段、案内など精緻な空間の管理に集中する。

Wheelieを手掛けるAI清掃ロボット企業「RHINOS」の関係者は「Wheelieは単なる機械ではなく、人の反復作業を分担するAI勤務パートナーだ。既存の人員の負担を軽減しつつ、清潔の質を一定以上に維持できるスマートな店舗管理体制を構築した」と語った。

RHINOSは2024年、東灘のレイクコモで清掃ロボット・Wheelieを試験運用し、約1億800万ウォン相当の年間運営費削減効果を得たと分析している。ロボットが1日平均7.3時間の清掃を担い、清掃の維持率は27%向上し、清掃に関する顧客の苦情は約52%減少した。

このような成果は技術の安定性と経済性、現場への適用性を証明し、コネクト現代清州店のような大型流通施設へと拡大される契機になったという。

現代百貨店の関係者は「床の清潔さはショッピングモールの顧客が最初に体感する要素だ。AI清掃ロボットの導入は、快適なショッピング環境の維持と人員運用の効率化を同時に実現できる戦略的な選択だ」と述べた。

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この記事の執筆者

清水聡希 清水聡希 ビルメンポスト管理人

ビルメンポスト』管理人/SG株式会社・チーフSG・名古屋市生まれ。日本ホスピタリティ推進協会員「現場の代務経験ゼロ」「全管理物件黒字化達成」が自慢の現役ビルメンマン。『月刊ビルクリーニング・清掃ロボットTimes』好評連載中!

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